私が会社を辞めてフリーランスになった理由
※2021/01/06 更新
フリーランス3期を終えたので更新しました。
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こんにちは。フリーランスとして生きはじめて4年目の、kuuです。（@kuu520）
3年ほど正社員として勤めた会社を退職し、現在Web系のフリーランスをしています。普段はTwitterで日々の学びやECについての情報などを発信していますが、今回はフリーランスになった経緯や、その後フリーランスとして私がどうなっているか。などについて書くことにしました。
ここ数年、特に最近ですが、身近にもフリーランスの方が増えてきたり、Twitterを見ていても「フリーランスになりたい！」という方を見かけることが多かったり、知り合いからも「フリーランスになりたいんだけど…」「Webのお仕事ってどんなこと？私にもできるでしょうか？」などと相談を受けることも多くなってきました。
PC系のお仕事なら場所や時間に囚われることもないですし、お子さんがいる方だと家事育児をしながら収入を得ることができるので、家族との時間も大切にすることができるかもしれません。さらに今は”リモート”などいう言葉も浸透したほど時世の影響もあり、フリーランスの人気が増えてきているのかなと思います。
ただ、フリーランスになるのは簡単になれるのですが、その後２〜３年経ってもフリーランスでいられる方って意外と少ないかなと、周りを見て感じています。
フリーランスになったばかりの人は、楽しい話、華やかな話でフリーランスを勧めてくるかもしれませんが、フリーランスになりたての人の話よりも、実際にフリーランス4年目を迎えた私のリアルな実情の方が興味あるのではないでしょうか。この中途半端な時期を過ごしているフリーランスの話ってなかなかないと思うので… それが少しでも誰かの参考になれば幸いです。
この記事では、
・フリーランスになることを考え始めた
・フリーランスを目指している
・フリーランスになりたいけど踏み出せない
・フリーランスになったきっかけを知りたい
・フリーランスになって実際どうなのか知りたい
このような方の参考になればと思い、私がどんな理由やきっかけでフリーランスになる決断に至ったか、メリット＆デメリットも含めてざっくりとまとめてみました。
1. なぜフリーランスになったのか
・会社への不信感
・自分の性格問題、人間関係
・体調不良
会社への不信感
ホワイト企業でしたし、職場環境はとても良好でした。
そんな良い環境だったのに、なぜフリーランスになろうと思ったのか。そもそも、仕事も評価され多少なりとも昇進もしていたので、辞めることなどこれっぽっちも考えていませんでした。ではなぜ辞めたのか。それは、私の性格と考え方が会社組織と合わなかったから。それが原因で日に日に会社組織に対する不信感や不満がたまり、ストレスになっていきました。
会社に入って1〜2年もすれば、会社の組織形態やその中の人達ことが見えてきます。そして会社というのは真面目に働いている人ばかりではないという事も。さらには女性には出世制限があったりと男性とは待遇が違うという事も知り、落胆してしまいました。顧客ターゲットは女性なのに、決定権をもつ上層部には男性しかいないという事も大きな不満でした。出世したいと思っていたわけではありませんが、男性陣だけで会議をして顧客のニーズに適した企画ができるのか。会社の将来性についても不安でした。
自分の性格問題、人間関係の悪化
今思えば、私は社会不適合者だったのだと思います。
上司部下関係なく、間違っていることは間違っていると言ってしまう性格で、それが上司からの評価に繋がった反面、先輩とは衝突することになってしまいました。結果私は、組織の中でうまく立ち回ることができなかったのです。嫌がらせや虐めも経験しました。
しかしそれはどこの会社へ行っても同じことはあるでしょうし、「あぁ。私は会社勤務に向いていないのかもな…」と悟りました。
会社組織にいる以上は、余計な発言はせず、間違っていても指摘せずにやり過ごし、多少のことは我慢し、受け流したり調整したりして上手くやれている方が多いのだと思います。社会人なのだからそれは当然のことかもしれません。それなりの協調性は持つべきなのでしょう。しかし、大きなストレスを溜めてまで会社にいたいとは思えなかったので、私には難しいと判断してしまいした。
何より、大きなストレスは身近な人に影響を及ぼすので極力NG…だと痛感しました。
体調不良で決断
フリーランスになるに至った最大の要因であり、決断したきっかけですが、その後、精神的に疲弊して食事がまともに摂れなくなってしまったからです。これではダメだと思い、退職を選びました。
このような経験がこれまでになかったのでストレスが原因だと気づくのが遅れてしまいましたが、皆さんはここまで我慢してはいけません。
2. フリーランスになってよかった事
・視野が広くなった
・自信が持てるようになった
・顔が明るくなった
・ストレスが減った
視野が広くなった
会社に所属している時はフリーランスの時よりも人と関わっているはずなのですが、実際にはとても狭い視野で仕事をしていたのだなと、辞めた後でわかりました。会社部署の狭いコミュニティの中で毎日似たような業務をしていれば、そうなってしまうのも当然かもしれません。フリーランスになったことで、会社員時代よりも自分であらゆることを調べないとやっていけないですし、そういった意味で視野がとても広くなったな…と感じています。
自分に自信が持てるようになった
これは想定外でした。ひとりになる事で逆に自信がなくなるのではないかと思っていたからです。でも実際には、自分に会社の看板がなくても仕事の依頼があり、そして成果にご納得いただけるor喜んでいただける。自分という個人が行う作業やスキルを評価していただけるわけですから、自然と自分の自信に繋がっていきました。
顔が明るくなった
久しぶりに会った前職の同僚に、生き生きしているね！と言われました。
自分に自信が持てれば自ずと表情も明るくなるということですね！会社にいた頃は毎日しかめ面や暗い顔をしていたと思います。(ヽ´ω`)
ストレスが減った
本当に普段イライラしなくなりました！（笑）
毎日のように飲んでいた頭痛薬も必要なくなりましたし、あわない椅子が原因の腰痛もなくなりましたし、食欲も退職して1ヶ月程度で元通りになりました。私の場合は深刻な鬱症状までいきませんでしたが、ちょっと心や体がおかしいかも？と思った時点で、改善が見込まれない場合は転職や退職を考えた方が良さそうです。気持ちよく働ける職場が一番ですよね。
3. フリーランスになって苦労した事
・会計や経理、税金のこと
・時間と場所が自由ではない！？
・新しい人脈をつくりにくい（ほとんどない）
会計や経理、税金のこと
フリーランスにも色々あるとは思いますが、私の場合はフリーランスになった初月から所得があったので、早い段階で会計処理や税金の勉強をした方が良いと判断し、少し勉強したうえで自分でやるのかやらないのか、自分でやらないなら税理士に依頼するなど、色々と考える必要がありました。あっという間に1年は過ぎてしまいますし、何とかなるだろうと考えているときっと大変な目に遭います。これに関してはまた別の記事にできたらいいなと思います。
時間と場所が自由ではない！？
冒頭で、「PC系のお仕事なら場所や時間に囚われることもないですし」と書きましたが、これについては人それぞれかな…という見解です。
約3年間、Web系フリーランスをしてきましたが、私の場合は正直なところ、完全に自由というわけではありませんでした。フリーランスは特に企業から舐められがちなので、そうならないために ”キッチリ” やっていく必要があると考えたからです。私の業務ではいつでもクライアントからの電話は土日祝日、時間関係なく必ず取りますし、来てほしいと言われればもちろん都合をあわせて訪問します。
最初は自宅で作業をしていましたが、それでは ”キッチリ” した仕事ができないと判断し、現在は事務所を借りて仕事をしています。
友人でフリーランスのWebデザイナーさんも、自宅では集中できなくて仕事が捗らないと言っていました。「そんなの甘えだ！」と言う方もいるかもしれませんが、頑張っても出来ない人だっていますし、皆が皆、”在宅ワーク” ができるわけではないのです。そして会社員以上に、スケジュールやタスク管理をしっかりしないと大変なことになります。
確かに会社にいるよりは時間と場所は自由ではあるかもしれませんが、だからといって最初に想像していたような、フリーランス自由万歳〜＼(^^)／ という感じではない現実を実感しています。
”自由な時間に寝て起きて働くフリーランスなんかに仕事依頼したいとは思えない” とかいうツイートを見かけたことがありますが、そんな言うほど自由ではないですし、そういう風に自由に働けて稼げている人は本当に一握りだと思います。
新しい人脈をつくりにくい（ほとんどない）
新規顧客の獲得が難しい。私が考える、フリーランス一番のデメリットだと思っています。（営業力バリバリな人なら全然大丈夫だと思います）特に私のような陰キャのコミュ障では尚更です。クラウドソーシングサイトで案件をとるのも手かもしれませんが、それだと単価がかなり低めになるので自分の場合はほとんど利用していません。
ということから、フリーランスになる前にできる限りの人脈をつくっておくのがベストだなと思います。
友人でも、知り合い程度でも、仕事につながるかもしれません。
なので、ご縁は大切に。
というのを身にしみて感じているフリーランス4年目です。
3期を終えてみて
2022.1月現在、フリーランスに転身してなんとか3期目を終えました。
Web系の仕事とはいっても私の場合ほとんどが月額制収入のため、売上自体は安定して3年間やり過ごすことができました。制作系の単価収入だったら、きっと続いていないと思います。
モチベーションは
1年目・・・ ただただ全力ですべてが楽しかった。
2年目・・・ 少し慣れてきて、別の勉強などに手を出したりも
3年目・・・ 公私ともに中だるみしました
3年目、実は軽く鬱状態になってしまいました。
孤独からくる寂しさや、プレッシャー、将来の不安 などなど
雇用されるって素晴らしいことだったんだな…と改めて感じました。
1〜2年続いた人も、3年でフリーランス辞めちゃうのはこれかー・・・みたいな。
4年目わたしは・・・
どうなっているのでしょうか。また1年、年が明けたらここにご報告したいなと思っています。
今は、気持ちを新たに、挑もうと思っています…！（2021.01.06記）
3年経験して、本当に色々と勉強になりました。
4年目にして自分管理の仕方をようやくなんとか。。って感じです。汗
まとめ
私の場合は、フリーランスになりたい！と思ってなったわけではありませんでしたが、結果的にフリーランスとして仕事をすることが私には合っていたようです。
”時間も場所も自由だから” と思われがちなフリーランスですが、甘く見てスタートしてしまうと「こんなはずじゃなかった・・・」となってしまう事も多いかもしれません。フリーランスになったけど、時間や収入面で苦労されている話はよく耳にしているからです。
フリーランスで一番重要なのは、知識やスキルでもなく、人脈という名の ”コネ” 。（※あくまで個人的意見です）
自分には人脈なんて何もない、と諦めないで。
意外とそこらへんにあったり、今あるところからつくれるものもあります。
というわけで今回は以上です。
また要所要所を深掘りして記事にできたらいいなと思っています。
会社を辞めるかどうか迷っている方、その決断を下すきっかけはそれぞれですが、判断基準として、自分自身または家庭や家族に悪い影響が出ている場合は、直ぐにでも辞めた方が良いと私は思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました！
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（おまけ）
最近母がWebデザインの勉強を頑張りだしまして。そのため校正依頼を休止しているので、誤字脱字が多かったら申し訳ありません。
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