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くらしに溶け込むYOASOBIを。「SING YOUR WORLD」ライブレポ

7月4日の18時。YOASOBIの公式YouTubeにて約5ヶ月ぶりのライブが行われた。久々のパフォーマンスはユニクロとのコラボレーションということで、開催前から楽しみで仕方がなかった。見たことのないものになりそうな予感がしたから。

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そして、いよいよいよいよ始まりの時間になりました。会場はなんと、有明本部内のUNIQLO CITY TOKYO。まごうかたなきオフィスである。落ち着いた色彩の通路がゆっくりと映し出される。この終点に彼らはいるだろう。まもなく会える。YOASOBIに。

ドローンが自身の特性を活かし狭い隙間から部屋に滑り込むと、そこには軽やかでシックな装いのバンドメンバーが。新曲「三原色」の特徴的なイントロで視聴者を出迎えてくれる。

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恰好良くアグレッシブな曲を聴きながら、私は夕ごはんの餃子を作っていた。料理をしながらライブ視聴。これぞ、それぞれの暮らしの中で楽しむYOASOBIと言えよう。早く白く輝く餃子を完成させたい。

2曲目は「ハルジオン」。カラフルな具材を包みながら一緒に口ずさむ。それにしても良いオフィスでうらやましい。

3曲目はめざましテレビのテーマ「もう少しだけ」。優しくて明るい曲に後押しされながら、餃子をフライパンに並べ始めるのだった。

廊下を歩きながら4曲目の「たぶん」をしっとりと歌い上げるikuraさん。たくさんのUTYOASOBIがとてもいい舞台装置になっていて圧巻。

その雰囲気を暴力的に切り裂くように流れる「怪物」。あやしげに光る照明がオフィススペースの夜の顔を浮き上がらせる。コピー用紙も所狭しと激しく舞う。ユニクロで使用されている複合機はどこのメーカーだろうなどと考えながら、目は演奏に釘付け。餃子は焼き途中だから安心。

インストの「エピローグ」から「アンコール」、そして名曲「夜に駆ける」が始まる。テーブルの方も、そろそろ準備ができてきた。きっといい音楽を聴かせたからおいしく仕上がっているに違いない。たぶん。

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そして食べる頃に「ハルカ」が始まった。大阪桐蔭高等学校吹奏楽部の演奏も相まって盛り上がりは最高潮に。ふりつけもあり、高校生の元気なパワーを見せてくれて満足。餃子もおいしくできていて良かった。そういえば、「ハルカ」にも暮らしという単語が歌詞の中に出てくるんですよね。

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そしてそのまま最後の曲「群青」へ。ホール内に紙吹雪が舞う、心ふるわせる演出でした。ごちそうさまでした。

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Ayaseさんのキレキレの演奏(衣装のイミテーションパールが似合っている)、伸びやかなikuraさんのボーカル、バンドメンバーのAssHさん(gt.)、仄雲さん(dr.)、ミソハギザクロさん(key/cho)、やまもとひかるさん(ba/cho)の職人技がとにかく最高でした。チームワークもばっちりな6人の姿がまぶしい。

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結果的に28万人が視聴したという「SING YOUR WORLD」。オフィス内のライブラリースペース、カフェ、廊下、オフィススペース、グレートホールをフィールドに、凄まじい熱量のライブが展開されていました。緩急ある演出がすばらしく、早くも次のライブも楽しみになってしまいます。エンディングのスタッフクレジットもTシャツを使っていて粋でしたね。なお、アフターパーティは翌日、ゆっくり視聴しました。

そしてこのイベントから遅れること数日、YOASOBIのTシャツが届きました。これを着てまずは本日の夜遊反省会に参加しようと思います。UTもまた、私のくらしの一部になり、音楽と小説が溶け込んでいく。

※写真はYOASOBIの公式Twitterからお借りしました。ありがとうございます。


今年2月に行われた1stライブのレポートはこちら。



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