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わ!!を企画することば屋さん

6月26日から半年間、コピーライターで作詞家の阿部広太郎さんが主催するオンラインの連続講座「企画メシ」に参加した。

毎月様々な講師の方を招いて課題をもらい、自分なりに解釈して提出する。
そして講義を受ける。



「いつか仕事で再会するための連続講座」

この言葉に自分の心が大きく音を鳴らしたことを今でも覚えている。
迷ったのはほんの一瞬だったと思う。
参加はエントリー制。
色んな不安も頭をよぎったが、先回りして迷ってもしょうがない。色んなことは受かってから考えよう。
そう思って、エントリーした。

「将来、ことば屋さんになりたいからです」

半年前に書いた企画メシのエントリーシートの1行目。私はこう書いていた。



ずっとどこか、自分に自信が持てなかった。

たとえば、幸せばかりの"今"に直面すると不安になって怖くなって、不意に訪れる不運や不幸に少し安心してしまったり。

自分の憧れの人に道をもらっても、その道を進むことを選べなかったり。

自分にとって大切な人だと思った人が自分のせいで離れていってしまうことが何度もあって、人との向き合い方や自分との向き合い方にも自信が持てない自分がいた。


それでもやっぱり、このままの自分でここにいたくなかった。

自分と、人と、ちゃんと向き合いたい。

わくわくすることがしたいし、自分が好きな人たちと楽しいことがしたい。

その手段として見つけたのが「言葉」だった。

表現をしている人に憧れて、なんとなく書いてみたら楽しくて。

これなら、自分にも出来そうだと思った。

見るもの、聞くもの全てがことばで出来ている。

これなら、楽しいことがなんでも出来ると思った。

そのためにもっと自分に自信をつけたいし、ちゃんと勉強もしたい。

だからその1歩目として、飛び込んだ企画メシ。

自分の中に前からぼんやりとあった、「ことば屋さん」という表現をエントリーシートで初めて自分の外に出した。
なんとなくだけどことば屋さんみたいになれたら絶対楽しいな、と思っていた。

ぼんやりとしているからこそ、わくわくして。
ぼんやりとしているからこそ、ちょっと不安だった。

「ことば屋になろう。人の心をやさしくいやすことば屋になろう。なれるよ。」


晴れて企画メシに参加する企画生になれると決まった時に、阿部さんから紙飛行機に添えられて届いたことば。

これが、どれだけ心強かったか。
最後の「なれるよ」の一言に、阿部さんの心がぎゅっと詰まっていると強く感じた。

そこから、自分の中で何かが前へと動いていく感覚が確かにあった。

そして始まった企画メシ。

この半年間、もっとこう出来たんじゃないかと思う気持ちは沢山ある。

正直、最初から最後まで自分の気持ちも自分が持っていた時間も、企画メシに注ぎ込めていたかと聞かれたら自信が無い。

それでも半年間を終えた今。
様々な課題や講師の方の講義やことば、そしてたくさんの出会いを通して自分の色んなものが「削ぎ落とされた」ような感覚がある。

自分の感じたこと、想い、熱意、感覚やわくわく。
始まりはそんな、自分の中に生まれた感覚的で衝動的な音や温度でいい。

答えはやっぱりシンプルで、シンプルだから素直で。

気が付けば自分をちょっとは信頼してもいいのかもしれないと思えるようになった。

そう思えるようになったのは間違いなく、自分の出した企画にしっかりと向き合ってくれた阿部さんを始めとした講師の方や事務局の方、そして企画生の皆さんがいてくれたからだ。

私が自分に自信を持てるようになったというよりも、みなさんが私の自信になってくれたのだと思う。


自分が提出した課題に対して「感動メモ」で感想をもらったり推しに選んでもらったりしたことで「届く」ことの喜びや「届ける」想いを込めるの大切さを知った。

チームの企画で始めた「MOTTO RADIO」では慣れない素人のラジオにも関わらず多くの人が聴いてくれて、愛してくれたこと、そしてなにより、ラジオを通して一人ひとりの人柄まで受け取ってくれる企画生の皆さんの心や姿勢に驚いてしまうくらいに感動した。
(企画メシに参加していない私の友人まで聴いてくれていたことも何度もあって、それにも驚いた)

迷った時、悩んだ時に阿部さんや企画生の仲間は私のことばをしっかりと受け取ってしっかりとことばを返してくれた。

色んな世界の見方、視点に触れて自分の中の見え方や考え方、彩りが広がった。

自分が持っていた自分への決めつけや不安が少しずつ削がれていった。

ぐるぐるぐるぐる悩んでいた、自分がなにが好きでこれからどうしていたいのかが少しずつ見えてきた。


最後の企画メシの講義は「自分の企画」
そこでもらった最後の課題。

あなたはどんな企画をする人になりますか?



課題を提出した時からも考えが少しだけ変化した今、私の答えであり宣言を改めて。

私は、「わ!!を企画することば屋さん」になります。

わ!という感動。
人と人との輪。
心のわくわく。

私が行きたいところには、私自身の笑顔は、そんな「わ」の中にあった。

企画メシを通して私が出した答えは
企画とは「しあわせへの、なんでも券」

企画とは、私にとっては一歩踏み出すきっかけのようなもので。
その先に「幸せ」や「仕合わせ」があるのならきっと。
人と出会い、楽しさと出会いながら、そのチケットはどう使っても良い。

ことばで、わ!!を企画する。
そんなことば屋さんになります。



企画メシで出会ったすべてのみなさんへ

半年間の企画メシを経て感じたこと、学んだこと、過ごした時間、そして出会ったみなさんのおかげで私はこれからも新しい1歩を楽しんで見つけていけると思います。
それは私の心の中にある、この半年間でもらった皆さんからのことばや笑顔のおかげです。
改めて本当に、ありがとうございました。


「いつか仕事で再会する」

仕事とは、自分らしく人の役に立てること、笑顔を作れることでありたい。

また、一緒に楽しいことたくさんしましょうね。
これからもよろしくお願いします。

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