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真夏なので不思議体験話

今日も暑いですなあ。

毎年思うけど毎年暑い。

こういう日には不思議話。
不思議話以外話すことが無いのか?
無い!

私はスポーツに興味が無いのでオリンピックも観てないし、こんなご時世…も関係なく外には特別な事が無い限り出ない。

なので特に暑い以外話が無い 笑。

今回はとても柔らかめのお話です。

そんな感じなので読まれる方はゆるゆる読んで頂ければと思います。

【うちの子たち~その①~】

うちには猫二匹と犬一匹がいました。

愛犬は秋田犬の血がとても濃い雑種。
享年14歳。
もう亡くなって10年以上です。
愛猫は片方が真っ白の白猫。
享年14歳。
亡くなって7年くらい経ってます。
もう片方が狸みたいな柄のスノーシューの血がとても濃く入った雑種。
享年22歳。
亡くなって3年目に入りました。

みんな私の子みたいにかわいい子たちでした。
秋田犬と白猫は主に私が、スノーシューは両親と私とで最期まで一緒にいました。

みんなそれぞれに生きる事を最後まで諦めない本当に凄い子たちです。
今でも大好きです。

その子たちのお話です。

秋田犬の子は中型犬でも若干大きい方。
平均寿命14歳で苦しい中亡くなっていきました。
私は亡くなって3年しても写真を見る度に泣いていました。
これは3匹ともに言えることですが、もっと何かしてあげられたんじゃないか。
もっとこうしてあげればよかった。
そういう後悔がいつもあります。

ある時、私は引っ越しをしました。
私にとって大事な子たちの写真も一緒に引っ越し先に持って行ったので時折思い出しは見返して泣いていました。

引っ越しをしてしばらくした暑い夏の日。
私は車を運転し、大通りではなく裏道を通って買い物に行きました。
そっちの方が信号も無く人通りも無いため早く着くからです。
買い物の帰りも同じく裏道を通って帰ります。

その日もいつものように買い物をして安全運転で裏道を通り帰っていきます。

と、その途中細い横道からととと、と犬が歩いてきました。

私は

「え?こんなところに犬?」

しかも割と大きい犬。
車のスピードを滅茶苦茶落としてよく見てみました。

そこで私はハッとしました。

うちの子だ。

いつも通る裏道です。
並んでいる家々で外飼いされている犬は見た事がありません。
ましてや大きな秋田犬、野良犬も含め勿論見た事がありません。

そして更に確信に思えたのがその子の首元。

あの子は外飼いだったのですが、体を焼く時に
「苦しかったね。本当によく頑張ったね。もう自由になっていいんだよ。好きなだけお空を走ってね」
と首輪を外しました。

横道にいる秋田犬は首輪をしていませんでした。

そして、
不思議だったのが横道のそこから先、こちらに来るそぶりは一切しない事でした。
ただただそこに佇んで、吠える事もなく、じっと私を見ているだけ。

私もずっとその子を見ていました。

毛並みも、その模様も、瞳、姿形、どう見てもうちの子で、とても懐かしい気持ちでいっぱいでした。

誰もいない道、暑い日差しの中、お互い見つめ合っている間は時間が止まったみたいでした。

車を停めて、あの子の所へ行きたい。

強くそう思いましたが、私はそれをしませんでした。
何故だろうか?
今考えても分かりません。

するとその子はふいと踵を返してととと、とまた来た細道を帰っていきました。

私は
ああ、会いに来てくれたんだな。

と思いました。

凄く後を追いたかった。

でもきっとそれはやっちゃいけないんだろうなと、気持ちをぐっと堪えて私は私の帰り道を帰った次第です。

・・・・・・

こんな感じです。
この時の事は本当に不思議な感じで鮮明に覚えています。
言葉には出来ないものがあの時流れていました。

姿は普通にはっきり見えていました。
でも野良犬と考えるにはどうしてもしっくり来ないし、あんなに大きな犬が首輪もハーネスも無くそこにいるというのがまずあり得ない。

冷静に考えて他の犬って事もあるだろけど、でも私にはあの子だったとしか思えない体験です。

今はどこにいるんだろうか。
空へ行ったのかな。
そうだといいな。

愛猫二匹に関してもそれぞれ永眠した後のエピソードがあります。

先日もあの子たちを感じたばかりです。
そのお話はまた後程。

3匹ともみんな大好きだよ。
私の子だよ。

そんな思いでいつも写真に手を合わせています。


読んでくださった方ありがとうございました。


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