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足と健康

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当店にご来店いただき、ご相談いただくお客様に多い、足のトラブルと対応について特集しています。
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#靴の中敷

外脛骨障害

◎外脛骨障害 外脛骨とは舟状骨(内くるぶしの斜め下前方にあり、触ると くるぶしの4分の1ほどの出っぱった骨です)の内側面にある過剰骨です。この過剰骨は15%程度の人が持っているといわれます。分離 付着 不完全に付着 といったいった いろいろな状態で存在します。 この外脛骨部には、ふくらはぎから内くるぶしの下を通り 腱となって つながる後脛骨筋という筋肉がつながっています。この筋肉は土踏まずを形成する主要な筋肉であり 舟状骨を引き上げる働きをしています。 そのため 体重が

脚長差

脚長差とは、脚の長さの違いなんです。 ◎脚長差は体に悪影響を及ぼすことがあるのです。 脚長差とは、左右の脚(股関節から かかとまで)の長さの違いをいいます。この脚長差のある方は意外に多く、本人も気づいてない場合も多々あります。しかしながら脚長差は体に多くのトラブルを引き起こします。 脚長差は腰痛や関節炎を引き起こすことがあります。左右の脚の長さの違いは骨盤を傾斜し 結果として脊柱の歪みや胸部や足部の関節にズレを生じさせます。つまり、関節に異常な負荷をかけ 痛みや炎症を起

X脚・O脚からのストレス

あなたが履いている靴の底をちょっとのぞいてみてください。靴底が片減りしていませんか? 靴底の内・外側の縁が極端に減っている方は要注意! X脚やO脚による変形が考えられます。 ◎X脚・O脚って? 両方の脚を真っ直ぐに伸ばして揃えたとき、両方の内くるぶしがくっついているのに、両膝が離れてくっつかない状態をO脚、また、両膝がくっついているのに内くるぶしが離れてくっつかない状態をX脚といいます。 ◎どのような悩みを引き起こすの? 一般に、日本人はO脚が多いといわれています。

陥入爪

爪の縁(特に親指の爪の縁)が赤く腫れて痛むといった経験をお持ちではないでしょうか?これは陥入爪(かんにゅうそう)と呼ばれる爪の疾患です。 陥入爪の症状は、まず爪の外側や内側の縁が赤く腫れる、さらに進むと化膿し痛みが増強、患部が靴に触れただけでも激しく痛むようになります。そしてさらにひどくなると、爪が割れたり慢性化して行きます。痛みは刺すような痛みへと増強して行きます。 ◎どうして発生するの? 陥入爪の原因としては次の3つが考えられます。 ①靴による圧迫 陥入爪の主な

かかとの痛み

踵が痛くて、つま先で歩いたことがある。このような経験のある方は多いのではないでしょうか?今回は、このかかとの痛みについてお話しします。 ◎かかとはがまん強い! かかとには、立っている時、体重の約3分の2が、また歩行時には一歩踏み出すごとに、なんと体重の25%増の力がかかるといわれています。これは、仮に体重68kgの人が1日7500歩(人間の1日の平均歩数)歩いたとすると単純計算85kg×7500歩、つまり約630トンもの力がかかとにかかることになるのです。また一生涯におい