子犬を迎える準備【ドッグトレーナーが子犬を迎える⑧】
子犬が生まれて4週間後に、見学に行かせてもらいました。
大きなイモムシのようではありましたが(苦笑)、目も開いて、元気に動いています。まだ予約が入っていない子も一緒に見せてもらい、やはり初めに決めた子にします、とお話して、ちょうど2ヵ月齢のときに受け取りに来る約束をしました。
そして、ブリーダーさんがされているフィールドトライアル(鳥猟犬の演技を競うアウトドアスポーツ)の話などを少しお聞きし、ブリタニーへの興味が益々強くなってきました。実際にトライアルに参加するのは難しいかもしれませんが、彼が持っている能力を少しでも発揮できるような生活をさせてあげたいです。
パピーが来るまであと1か月。色々準備を進めなくてはいけません。
14年前にパピヨンのパピーを迎えたとき、私は初日からクレートに入れる時間を長く取る方法を取りました。初日からクレートの扉を閉めて、1時間経てばクレートから出してトイレに連れて行き、排泄ができれば15分ほど遊んでまたクレートに戻す。これを繰り返します。体の成長に合わせてクレートに入れる時間を2~3時間まで延ばします。パピヨンはこれでトイレをしっかり覚え、部屋の物を噛む問題もそれほどありませんでした。
ただ、この方法は一般の飼い主さんが簡単にチャレンジできるものではない、ということを10年以上の仕事の中で痛感しました。また、ここまでパピーの動きを制限することが動物福祉的にどうなのだろうか、という気持ちも生まれました。そして極端にクレートを嫌がる犬や、お腹がとても弱い犬には不向きです。最終的にはクレートに入れるようにしたいのですが、初めは違う方法で始めよう、これが今回パピーを迎えるにあたって決めたことです。
【犬が来るまでに用意した物】
① ペットサークル(6面・高さ100cm)
② 180cm×250cmフロアマット
③ トイレトレー(スーパーワイドサイズ)・トイレシート(ワイドサイズ)
④ トイレトレー用サークル
⑤ クレートMサイズ
⑥ 水入れ
⑦ 食器+コングMサイズ4個
⑧ 丈夫そうなマット
① ペットサークル
パピー用に1部屋用意できればいいのですが、そんな余裕はないので、リビングの一部を囲って犬部屋を作ることにしました。犬部屋の広さは約180cm×250cm(約2~3畳)です。壁にペットサークルを固定して設置しました。ペットサークルの高さは通常60~70cmの物が多いですが、跳躍力のある犬種なので、100cmの物にしました。
② フロアマット
元々のフローリングのままだと汚損・破損の恐れがあるため、犬部屋の部分だけフローリング風のフロアマットを貼り付けました。
③ トイレトレー(スーパーワイド)、トイレシーツ(ワイド)
トイレの失敗をできるだけ防ぐため、大き目のトイレトレーを用意しました。シーツはこまめに交換できるように小さめに。
④ トイレトレー用サークル
トイレの失敗をできるだけ防ぐため、トイレだけを囲えるサークルを用意します。
⑤ クレートMサイズ
恐らく成犬になるまでに一度買い替えることになると分かってはいたのですが、とりあえずパピーの体に合っていて、持ち運びしやすいMサイズを用意しました。
⑥ 水入れ
先代犬の物が使えたので、おさがりで。給水器でなく口腔内全体に水が行きわたる皿タイプを用意しました。
⑦ 食器+コングMサイズ4個
コングについての説明はまた別の機会に
⑧ マット
壊されるようであれば撤去するつもりで、丈夫そう+洗えるものを一応用意しました。
さぁ、いよいよ子犬を迎えに行きます!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?