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合理的配慮を依頼する条件?

 「同じスタートラインに立つ」ためになくてはならない配慮。ただし、その権利を得るためには義務もあります。

 こんにちは、くつばこ+のみうです。
 本当にお久しぶりですね。1ヶ月以上書くのをサボっていたら、うたに叱られました()
 書かなさすぎて全然書き方を覚えてないんですけど、春休み中にしっかりリハビリしようと思います。
 さて、私がぬくぬくしている間に、世間では国立の二次試験がありましたね。1月にはセンター試験に合わせて、配慮申請のシステムについてざっくりとしたことを書きました。
 その時に予告したように、今日は私個人と受験を振り返って配慮申請について思うところを述べたいと思います。

☆障害学生が持つ権利

 「equality」ではなく「equity」のため。つまり、同じことを施すのではなく、同じスタートラインに立つために、合理的配慮は大切であるということは、以前のnoteでお話ししました。

 そして、それは障害のある学生にとって、障害のない人と同じように実力を発揮するため、とっても重要な権利なんです。

☆配慮を依頼する条件

 障害のある学生にとって、とっても大切な権利であることは事実です。
 しかし、配慮をお願いするためには相応の理由がないといけません。特に試験においては、公平性を担保することがとても重要になるので、必要以上の配慮にならないかはとても慎重になります。例えば、障害のない人に比べて、文字を読む速さが1.5倍くらいかかる人に対して、試験の時間を2倍に延長してしまったらどうでしょう。他の人よりも思考時間が伸びて、優位になってしまうことが容易に予想されますね。このようなことを防止するために、自分の障害の状態を適切に開示して、自ら交渉するというのが障害学生側の義務と言えるでしょう。

☆開示をしなかったみうの中高

 当たり前ですが、合理的配慮として試験の特別措置を申請するためには、障害を隠したままではいられません。
 小中高と障害を隠し続けていたみうは、「席を前の方にしてもらう」「友達に板書を見せてもらう」などは特別な理由がなくとも(診断書を出したり等障害開示をしっかりしなくても)お願いできていました。(後者はそもそも学校側との交渉ではなく友達との関係でしたが)それでも、テストでは配慮を申請することはありませんでした。
 そして、高校受験では、配慮申請をしなくても受かるように、内申点と面接でほぼ決まる都立の推薦で、かつ、当日やらかしても受かる安全校を選択しました。(都立高校の一般入試はマークシートが導入されているので、塗り間違え頻発のみうには相性最悪問題だったんです)
 今隠さない生活に慣れてくると、努力する方向性間違えてるんじゃないかと言いたくなります。しかし、障害開示をしないなら配慮を受けられなくて、当然といういい例になるのではないかと思います。

☆最後に

 ということで、今日は配慮申請にまつわる私の昔話第1弾でした。
 私は配慮を受けられなくて当然というスタンスでいいと思っていたし、実際、そこまで何の問題もなく過ごせていました。なので、志望校のレベルよりも自分が相当高い位置にいれば十分という、間違った自信をここでつけてしまったような気もします。高校受験に限って言えば、みうの場合はその結果として、せんたちに出会えてるので結果オーライですかね笑。
 明日からは、「なぜ配慮申請は難しいのか」と、配慮申請で失敗したお話について書きたいと思います!よかったら明日の分も読んでください!

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