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『女王の教室』の名言を見つめ直すと…

前回は「学校は人間関係を学ぶ場所、塾は勉強を学ぶ場所」って表現されるような状態はあまりよくないのではないかという話をしました。今回はそれに関連して15年くらい前のドラマを紹介したいと思います。

こんにちは、くつばこ+のうたです。期末試験が近づいてます。だいぶ見なきゃいけない授業も溜まっている教科もあるので心配です…

☆『女王の教室』

『女王の教室』は2005年の夏に放送された、日テレの小学校を舞台としたドラマです。簡単に説明するなら、「悪魔のような鬼教師と小学6年の子供たちの戦いを描いた一年間の記録」です。(ドラマの最初の引用です笑)テストの成績が悪い児童や先生に逆らった児童には、「代表委員」と称して雑用をさせます。

☆授業もハイレベル

そして、授業も割と塾に行かなくても十分すぎるくらい応用的な内容までやってる感じがしますね。学校で「人間性」の部分も成長させ、かつ、クラスの学力もしっかりあげる、その感じは「ある意味」理想の小学校かもしれません。少なくとも、間違ったことを教えるとか、絶対ないでしょうしね。用いている手段がヤバイっていうのはその通りでしょうし、ドラマの中で、神田さんとか進藤さんとかが強すぎる小学生だったから、うまく行ったという側面は絶対的にありますけど。

☆ドラマ内での名言紹介

ドラマの中で、たくさんの名言が出てきます。少しだけ、くつばこ+にも関係しそうな名言を一つ紹介してみますね。

普段は、個人の自由だなんて言って、権利を主張するくせに、
いざとなったら、人権侵害だと、大人に守ってもらおうとする。
要するに、いつまでたっても子供でいたいだけなのよ。
悔しかったら、自分の人生くらい、自分で責任持ちなさい。

先生がある生徒に対して言った言葉です。まあ、「鬼教師」なので死ぬほど厳しいこと言ってますね笑。これ、割と賛同する人多いんじゃないですかね。小学生にいう言葉なのかと言う視点を置いておくと、「自由」であるからには「責任」がある、よく言われる言葉に似てませんか?

☆ちょっと状況を変えてみる

でも、これ、少しだけ状況を変えて伝えるとちょっと変に聞こえてきませんか?
ある障害者がいます。施設から出て、一人で暮らしたい。でも、色々な大変なことがいっぱい出てきます。これを先ほどの名言に合わせると、施設からでて、社会で生活する「自由」を得るなら、沢山の苦労があったとしても「責任」を持つべきだから、社会保障がなくてもしょうがない。こんな発想になったらやばくないですか?
でも、余裕がなくなった日本ではこんな発言がいつ主流派になったとしてもおかしくないと思うんですよね。ちょっと心配です。

ということで、今日は『女王の教室』の話をしました。『女王の教室』自体のドラマは小学生の時に出会って、衝撃を受けたドラマの一つですね。厳しい言葉なんですけど、うた自身も厳しいことを言ったり、言われたりは慣れてたこともあって割と好きなドラマでしたね。

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