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UDCastは障害者のためだけじゃない?

こんにちは、くつばこ+のうたです。コートがセールだったので買いました。今まで、基本的にパーカーで過ごしてたので、めっちゃ暖かいです笑。
UDCastがバリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰の優良賞を取ったというのをTwitterで見かけて、3年前くらいに音声ガイドの件でお世話になったのを思い出したのでnoteにすることにしました。

☆UDCastって?

UDCastは映画などの作品を鑑賞する際に、聴覚障害者や視覚障害者が字幕や手話、音声ガイドを見たり聞いたりできるサービスです。UDCastのいいところはみんなが持っているスマホを使って、簡単に情報保障ができることです。特殊な端末が必要であればとても費用がかかってしまいますが、半用端末であるスマートフォンを持っていない障害者用に少し用意しておくだけで済みます。また、事前に字幕や音声ガイドの情報をスマートフォン側にダウンロードしておくことで、ネットに接続しないで使えるので劇場内にWi-Fiの設置などが必要ないところもいいところです。ただし、字幕に関してはスマートフォンを使うとほかのお客さんの迷惑になるので、メガネ型端末のみの対応の映画がかなりあります。また、メガネ型端末の貸出をしている映画館はそこまで多くありません。(買うと70000円くらいです)

☆対応している映画

UDCastは3年前くらいから本格的にいろんな映画で使えるようになりました。ここ最近公開された映画はかなりの数が対応している気がします。『君の名は。』のようにコロナで映画館で再上映された映画に対しても、映画館で音声ガイドを聞けるように対応したみたいです。音声ガイドは今までで279の映画、字幕は158の映画に対応しているみたいです。話題になったりしている映画はほぼ対応していると言ってもいいでしょう。

☆Perfumeが健常者向けにも使った?

Perfumeの結成20年およびメジャーデビュー15周年を記念した「Perfume 15th & 20th anniv with you all」を締めくくるコンテンツとして、『Reframe THEATER EXPERIENCE with you』という映画が今年の9月に公開されました。その映画では、本編を楽しんでもらうだけでなく、通常の音声ガイド以外のコンテンツもUDCastを通じて配信されました。Perfumeの3人が映画を鑑賞しながらトークをする「Perfume『おしゃべり副音声 with you』」と舞台演出の技術解説やエピソードを話している「Rhizomatiks 真鍋大度・石橋素『技術解説副音声』」が配信されたそうです。これらは、ファンにとっては映画館に2度3度と足を運ぶきっかけにもなり、またUDCastというアプリの世間での認知度も高まりとてもいいものだと思いました。

ということで、今日はUDCastの紹介をしました。ちなみに少し前に紹介した映画『こどもしょくどう』も対応していたので、それなりに色々な映画で対応していると思います。今度映画を見に行くときは、UDCastを聞いてみるのもいいかもしれませんね。

参考文献


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