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障害開示について①

今日はみうからの質問「弱みを伝えるのはどうして?」への回答note、第1段。
こんにちは!くつばこ+のせんです。「恋です!ヤンキー君と白杖ガール」がいよいよ最終回を残すのみとなってしまいました。毎週水曜日を楽しみにしてたのに・・・。でも年が明けたら、今度は「ミステリという勿れ」のドラマが始まります。前にたくがnoteで紹介していて、漫画を全巻読みました。これも楽しみです!

☆みうからのバトン

少し前にみうが書いた、障害開示とセルフアドボカシーのnote、読んでいただけましたか?(ズルをしすぎて、私も公開されてしばらく気づきませんでした笑)
このnoteで、分析されてなんでか褒められて、「せんの障害開示について思うことも聞いてみたい」と締めくくられていたので、そのバトンを受け取って書いてみようと思います。

☆せんの障害開示

みうの言う通り、せんは障害や苦手なことを打ち明けることが多い方だと思います。「伝えないと自分も困るし相手も困る」という現実と、「知ってもらえたらな」という思いと、「こんな面がある私でも受け入れてもられるかな」という半ば試し行動の心理に近いものと・・・。いろいろ理由があります。相手や場面によってこの理由は異なるし、その時の気分で伝える量が変わったりします。
でもやっぱり、難聴を伝える一番の理由は、「音声でコミュニケーションを取るには結局のところ開示せざるを得ない」というところかなと思っています。情報がうまく得られないと、自分が困るのはもちろん、相手にも迷惑をかけてしまうので・・・。

☆聴覚障害だから?

みうのnoteを読んだとき、視覚障害や発達障害とは少し訳が違うのかなと思いました。みうが言うように、視覚障害は聴覚障害に比べて見た目でわかることが多いので、白杖やサングラスを見たら「あ、見えない/見えにくいんだな」って気づきますよね。だから「あっち」とか「それ」とか使わないようにって思える。気づいていても使ってしまう人もいますが、会話を進めていく中で伝わってないなと感じたら、違う説明を付け加えて伝えられます。発達障害は、抽象的なことや言葉の裏は伝わりにくいのかもしれませんが、とりあえず相手が発した言葉は自分に届きます。これも伝わってなさそうだなと思ったら補足ができる。でも聴覚障害はその情報そのものが受け取れない。そしてその受け取れていないという事実は、聞こえないことを言わないと相手に伝わらない。そうするとコミュニケーションを成立させるには、開示しない選択肢はない気がするのです。せんはそこそこ聞こえるので、難聴を伝えずに会話が成立することももちろんあります。でも、聞き取れなかった時に、何度も聞き返すと気まずいし申し訳なくなるんです。だったらいっそのこと難聴と伝えたほうが私も過度に緊張せずに済みますし、相手もイライラが減るんじゃないかなと思っています。

☆でもみんなに開示できてるわけじゃない

大学の吹奏楽サークルに入っていますが、今のメンバーはせんの難聴を知らない人が多いと思います。合奏中指揮者の声が補聴器に直接飛ぶマイクを付けてもらっているので、何となく気づいている人はいるかもしれませんが、あえて自分から話したことはありません。入部した時は伝えましたが、コロナで活動が一旦途切れてからタイミングを逃してしまい、言わずじまいでここまで来てしまいました。このサークルで言いにくい理由は、音楽をやるところだからというのは大きい気がします。難聴で吹奏楽をやっている人は少なく、あえて言わなくてもいいかなと思ったり。(聞こえる人としていたいって思ったり?)
ただ、サークル活動の行き帰りには当然雑談があるわけです。みんなせんが聞こえてると思っているので、複数人でいろんな方向から声が飛んできます。そうなるとさすがにお手上げ。特に電車内は聞こえてるフリが多いです。くつばこ+でなら聞き取れないことは言えるのに、サークルだとそうはいかない。実はこんな面もあります。

今回はせんの開示について、少し堅めに書きました。次回は気持ちの面から率直な思いを書こうと思います。


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