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障害者割引が使えない障害者?

昨日からの続きとして、公共交通機関の障害者割引の話をします。今回は精神障害者に注目します。
こんにちは、くつばこ+のうたです。東工大も少し前から対面でのサークルがしっかりできる用になりました。いや、本当に長かったです…

☆精神障害者は障害者割引の対象外

大手公共交通機関では、障害者割引の対象として精神障害者を含めていません。つまり、障害者割引が使えるのは身体・知的障害者のみの鉄道会社が多いわけですね。一応精神障害者も使えるところとしては、東京都交通局などの公営の鉄道会社は使えるところがあるみたいです。

☆移動の不自由がないからいらない?

精神障害者は体に不自由な場所があるわけではないから、割引の必要はないという話があります。これは、100キロ未満の話をするとかなり正しくて、身体障害者でも介助者がいないと割引の対象になりません。つまり、健常者だったら本来必要ない運賃だから、免除してあげるというイメージなのです。このように考えると、移動することに際して介助者が必要ではないとしたら、精神障害者を適用の範囲に含めるのは筋が違うと言えるでしょう。

☆収入は身体障害者より少ない

では、100キロ以上の場合、つまり、身体障害者は一人で乗ったとしても半額になる距離ではどうでしょう。どこか遠出をするというのが、金銭的に難しくなってしまう部分があるということで、100キロ以上の移動の際には半額のみの徴収にしているのでしょう。この理屈付けだとすると、精神障害者は身体障害者よりも障害者割引は大きく適用されるべきなのです。つまり、精神障害者と身体障害者では、精神障害者の年収の方が低い傾向にあります。これは、正社員や派遣社員として働く身体障害者と、アルバイト・パートとして働く傾向にある精神障害者の働き方の違いが影響しているようです。

☆お金を出すべきは国や自治体でしょ

CSR活動とか言われるようになっている現在ですが、障害者割引をするのは公共交通機関の責務なんですかね。どちらかというと、国や自治体がお金を出すのが普通な気がします。なんなら単純に考えると、車いすのために、スロープを駅員さんが用意するとか、人件費がとてもかかっているので、それを考えたら通常料金で乗せるだけでも、負担になってるかもしれませんね。(それくらいの余裕があるような国にしていくのが大事かなとも思いますね)

ということで、今日は精神障害と障害者割引の話をしました。精神障害についてはうた自身全然知らないので、またどっかで取り上げたいなって思いました。

参考資料


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