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白杖歩行記録(手引き編)

こんにちは、くつばこ+のみうです。
先日、りこちゃんと一緒にラジオに出た日に初めて在来線で手引きをお願いしました。
新幹線ではお願いしていたものの、在来線では初めての経験。
今日は、以前勝手にシリーズを始めたはいいものの全然続いていなかった「白杖歩行記録の手引き編」として初めて在来線で手引きをお願いした感想を書いてみようと思います。

☆メリット1:絶対迷わない

まず最初に挙げられるのが、「迷わない」ことだと思います。
表示が見えなかったり道に逸れやすかったり路地に入りやすかったりなど、道で迷いやすいポイントがたくさんある視覚障害者にとって「誰かに案内してもらえる」ということ自体、有効なのは事実なんです(その扱いが嬉しいかはとりあえず置いておきます)。
それを、駅員さんという駅のスペシャリストさんに案内してもらえるのは、とてもありがたいことです。

☆メリット2:危険な目に遭わない

毎回乗降にお手伝いが必要なわけでもないので、お願いする必要のない日もあります。
だからこそ、わたしはお願いする習慣がなかったのですが、視覚障害者がホームドアの付いていない駅で単独歩行は少し危ない瞬間もあります。実際わたしもホームに落ちそうになった経験が1度や2度ではありません。手引きをしていただいている間そのような危険性はないので、命の保障という点では大きなメリットと言えるでしょう。

☆デメリット1:時間が大幅に遅れる

後述しますが沢山の人手が必要になる現場ですので、全員のスタンバイが出来てから乗車できるようになります。そのため、各駅で人手を揃えていただくまで時間がかかります。
今回は都心だったので、目の前で3本遅らせて乗り換えでも1本見送る…ということが可能でしたが、田舎の駅でそうなると相当遅れると思います。迷うのとどっちが早いのかという話ではありますが。

☆デメリット2:申し訳ない

今回利用して最大のデメリットはやはりここでした。
手引きをお願いするとなると、沢山の方が携わってくださいます。それぞれの駅での乗降のお手伝いだったり乗り換えの引き継ぎだったり。そのための連絡をするのも、色々なところに電話をかけて調整してくださっていましたし、予想以上に沢山の方にお手数をおかけしているのが伝わりました。
また、「手引きされた人が車内に入ってきた」という状況は単独歩行時よりも目立つせいか、席を空けてくださる方も多いし断れない確率も上がった気がします。手引きされている状況では絶対に通行人も避けてくれちゃいますし、目立つし…。いろんな人にかける必要のない手間をかけて「申し訳ないなあ」と思うことが結構ありました。

☆最後に

今日は、初めて在来線で手引きをお願いした感想を書きました。
デメリットも書きましたが、それは私の頼むタイミングが遅くなってしまったからの話。全体的に本当に親切で(それこそ申し訳なくなるレベルで)、ありがたかったです。
デメリットはあるとはいえど、お願いする人が多いのもなんとなく納得できてしまうようなものでした。本当にお世話になりました。
次回は、白杖での単独歩行の方法をお伝えしようと思います。
「視覚障害者の一人でできるもん!」企画と私が勝手に名付けている、「視覚障害者が自力で行える方法のご紹介note」になる予定ですので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。それではまた!


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