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「白人が着物着てMV」がダメなわけ

今日は、この間の続きとして、白人社会で着物を着て音楽ショーをしたら批判された、という話から当事者が嫌かどうかで決めるべきという話をしました。今回は別の視点で、なぜ批判されたかの話をしたいと思います。
こんにちは、くつばこ+のうたです。今日、初期化によって、アカウントの設定がしっかりできてなかったことで、端末を探すがうまく使えなくて焦りました。半日で見つかったので良かったです。

☆マイノリティとマジョリティ

基本的に「文化盗用」と批判されるのは、社会的に支配的な立場に立っているマジョリティが、支配されている側であるマイノリティの文化をオマージュした時です。さらに言えば、オマージュしてマジョリティ側に利益を出そうとすると特に批判されます。例えば、アメリカの洋服ブランドが韓国の民族衣装のチマチョゴリをオマージュした洋服を売ることにして、それのモデルに白人を登用したりすると、かなり批判を受けやすい条件が揃っていると思います。例えば、アメリカのブランドであっても、韓国人のモデルを登用したり、洋服を韓国で生産したりすれば批判を受けにくくなるでしょう。

☆なぜ、その意識があるの?

日本人にとっては様々な文化を融合させるのはかなり普通な感じしますよね。それこそ、ラーメンもカレーもインドや中国から文化を借りてきて、日本で色々変えて独自の文化にするみたいなことが多いですよね。逆に欧米では前述のような意識があります。これは、アメリカなどでは、マイノリティを迫害してきた歴史があるからとされています。迫害してきた歴史があるのにも関わらず、ちょっと経ったら一部分だけ取り込んで使うっていうのが良くない、そんな感じなんでしょうね。

☆でも、人間の歴史を否定してない?

ここからは完全に個人の意見なんですけど、文化をマネするのを「文化盗用」と言って非難するの、本当に無意味だと思うんですよね。たしかに、着物のMVのように、マジョリティ側の意見として、マイノリティ側の文化を他の人たちが使用して、経済的利益を得ようとする行為は許せないという人もいるみたいです。しかし、これはグローバルな社会にいれば誰もがしている行為の一つだと思うんですよね。英語を全世界の人が使っているのと一緒ですよ。もちろん、下着のブランド名として、「KIMONO」を展開するのはちょっと…って思いますけど。着物とは関係ないのに、名前だけ使われてる感じがやっぱりしちゃうので。

もちろん、当事者が怒っているときは別ですよ。でも、着物のMVは違いますよね。

※詳しい人に向けて言うと、パブリックドメインという考え方を英語や日本語といった言葉やスーツだけに限らず、もう少し幅広く捉えてみてもいいかもしれないね、という意見です。

ということで、今日は文化盗用が批判される理由、そしてそれについて思ったことを紹介しました。着物に著作権があると考えると、もう考えた人は死後70年くらいは十分に立ってますからね、著作権なんてないんですよ、とか言ったら怒られますかね笑。

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