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白杖を持つということ(葛藤編)

 こんばんは、くつばこのみうです。
 昨年あんなに盛り上がっていた「恋です」のドラマもついに終わってしまいましたね。早くも「恋です」ロスなみうですが、元から原作の大ファンなのでこれからは原作を楽しんでいこうと思います!
 これから〜恋ですから見る視覚障害者のリアル〜として、恋ですロス解消のため、ドラマ内で取り上げてくれていた話題をいくつか書いていきたいと思います。
 初回の今日は、ドラマの第2話でピックアップされていた「白杖」について。

☆「恋です」でのシーン

※ここから先は「恋です」第2話についてネタバレが含まれます。これからBlu-rayなどで視聴しようと考えている方はご注意下さい。

 私の意見の前にまずは恋ですのシーンを振り返ってみたいと思います。
 ドラマの第2話でユキコのお父さんが「その方が街を歩くときに安心だろ?」と白杖を持つことを勧めたシーンで、ユキコは

「普通じゃなくなるってことでしょ?なんで『私は見えません』ってみんなに宣伝しながら歩かなきゃいけないの?そんなの絶対やだよ!」

と激しく反論しました。そして、その後しばらくは持たずに生活し、家族に内緒で初恋の子・緋山くんの試合を見に行こうとします。道中事故に遭いそうになったところを緋山くんが助けてくれて、大事には至りませんでした。しかし、彼は怪我をしてしまい、その試合に出られなくなってしまいます。
 それ以降、ユキコは白杖を持つことを受け入れるようになります。

☆視覚障害者の自分を認めることになる

 ユキコとみうの共通点は進行性だということ。外を歩き始めた時から持っていたわけでは無いため、急に持たないといけないと言われても納得できません。
 私も今でこそ生活の必需品ですが、持ち始めはとても大きな葛藤がありました。

 ドラマ内で、ユキコの同級生の空ちゃんが「白杖を持つことは視覚障害者の自分を認めることになるから」と説明してくれています。
 白杖を持つというのはいわゆる「視覚障害者の印」にもなりますよね。実際、みうがクラスの全員に周知されたのは白杖を使って登校した日でした。
 特に病気が進行している最中、自分でもまだ障害があることを認めきれていないときに、一目で視覚障害者だとわかるものを持つのはとても抵抗がありました。

☆最後に

 〜恋です!から見る視覚障害者のリアル〜として、初回の今日はドラマを振り返りながら当時のことを思い出してみました。
 自分の当時を思い返しても、ドラマはかなり現実に即した構成になっていたように感じます。もちろん、ドラマ内でも青野くんが「白杖を持つってそんなに難しいこと?」と聞いていたり(このことについてはまた今度触れますね)、全員が私のように感じるわけではありません。しかし、少なくとも「進行性で進行後も全盲ではない」という私の気持ちにはとてもマッチしていたのではないかと思います。(サンプル数1なので何の信憑生もありませんが・・・笑)

 実は、これを出す前、せんに「やんがるが終わったのだいぶ前だぞ!!??」と言われました笑。ネタバレを含むものになるので、ある程度時間をおいてから書いた方がいいかなと思い、12月の連続更新時期にも敢えて触れなかったネタでした。読者の方からしたら、どちらの方がいいのでしょうか?記憶が薄れすぎてもいけないでしょうし、塩梅が難しいですね。
 まだ上映中の映画の感想も書きたいなあと思っているのですが、上映が終了する前に書いた方がいいなどあれば、早めに取り掛かろうと思います笑。
 白杖についてはもう少し言いたいことがあるので、ドラマから派生させてまた今度書いてみようと思います!取り急ぎ今日はここまで!ありがとうございました〜! 

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