手話歌を文化盗用という人がいるわけ
過去2回ほど、noteで「文化盗用」の話をしていました。調べているときに、手話歌も文化盗用っていうブログなどを見たのでそれについて少しnoteにしたいと思います。
新歓のTwitterで、日本標準時では日付跨いだけど、グリニッジ標準時では跨いでない理論を繰り出していて、「あなたは飛行機の世界とかに勤めてるんですか」ってなりました笑(飛行機の世界は時差とかを考えなくて済むように、基本すべてグリニッジ標準時です)
☆聴者が「手話歌」で利益を得ている
ここでの「手話歌」は音声言語に合わせて、日本語対応手話を合わせるようなもののことを指してると思うのですが、これがろう者から見ると、「文化盗用」であると言ってるわけですね。まず、一つ目の理由がろう者ではない人が、手話歌でお金を稼いでいることです。これは、この前取り上げたアメリカ人歌手の時とかと同じですね。多分イメージとしては、HANDSIGNさんの『僕が君の耳になる』とかだと思います。ステージとかにでて、ちゃんと稼ごうとしてますからね。しかも2人とも聴者なので。
☆日本語対応手話しか知られない
この後の2つは「文化盗用」というのかは怪しいですが、否定的な意見であることは変わりないので紹介します。歌いながら、音声日本語の語順通りに手話していると、日本語対応手話を日本の手話だと思われてしまうという意味だと思います。日本手話があることは確かに全然知られてないな、と思うことはありますからね。日本手話を母語としている人から見ると、日本手話を使っていない「手話歌」は情景なんて何も思い浮かばないので、歌になってないっていう考えだって分からない訳ではないですね。
☆「手話歌」をしている人の知識レベルが足りてない
「手話歌」をしている人が、せめて日本手話に対する知識をもっと深めていたら良いが、深めている人はほぼいないとの主張です。日本手話って、音声日本語と語順が違って、英語の関係代名詞的なやつがあったりする、という話をよく聞きます。しかし、それだけじゃなくて、言葉に表すときの単語選びなどの根本的なところから全然違うのに、そういうことは全然知らない。だけど、日本手話を分かった気になってる。そんな意見です。まあ、僕自身、日本手話なんて、対応手話もまともに使えないので何も言えない、って感じですけど。
☆終わりに
正直、うた自身聴覚障害を持ってるわけではないので、当事者ではないので価値判断とかはできません。手話歌に対して「文化盗用」だから辞めろとも僕自身は言いません。くつばこ+にも聴覚障害を持っている人がいるので、その人たちにも聞いてみてもいいかもしれませんね。(くつばこ+には多分日本手話を母語としてる人はいないっぽいので、難聴者とかのくくりかもしれませんけど)
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