24時間、スマホ「不自由」チャレンジ
こんにちは、くつばこのりこです。毎日暑くて大変です。さて今日は、iPhoneのアクセシビリティの機能の一つであるVoiceOverを使って1日過ごしてみたので、その感想や気づいたことなどをシェアしようと思います!iPhoneのアクセシビリティ全般についての解説も載せているので、そちらも是非チェックしてください!
☆VoiceOverって??
iPhoneの画面の読み上げや、読み上げをするための操作の変化によって視覚障害者のiPhone利用をサポートする機能です。操作の変化とは、例えば画面をスクロールするためには3本指でスクロールする、などです。(1本指だと音声読み上げ個所の選択、2本指だと読み上げられる場所を上から読み上げるなどど違う結果になります)
☆最初は大変
この操作の仕方の変化があることで、最初はスマホの操作が本当に大変でした。アプリの切り替えができない。そもそもスマホが開けない。そんなときはSiriさんにお尋ねしながら(Siriをインド人の女性設定にしていたことが問題でした)どうにか慣れていきました。
☆だんだん楽しくなってきた
スマホの操作に慣れてくるまでは案外早く、慣れてしまうとVoiceOverならではのおもしろいことに気づくようになってきました。例えば、iPhoneの顔文字をどう読み上げてくれるのかというところです。面白かったものは、😇🥳🤮です。(iPhone以外の方、そしてVoiceOverを使われている方はこの部分意味不明だと思います。すみません。)あとは、これは文面で伝えられる気がしないのですが、「ー」です。まず「ー」を読み上げとして選択したとき、「ちょうおんぷ」と普通の高さで言ってくれます。そして「ー」を入力すると、「チョウオンプッ!」と高い声で言ってくれます。そして「ー」を削除すると、「ちょうおんぷ」とかなり低い声で言います。かわいくて何度もやりました。いとおしい。
またLINEの通知などを読み上げてくれるのも、自分一人で部屋にいる分にはとてもよかったです。「今返そう」「返信は後でしよう」「電話しよう」など判断していました。
☆「できないこと」が見えてきた
一方、VoiceOverだとうまく操作できないものがたくさんあることに気が付きます。まず対応していないアプリが山ほどあります。私のスマホに入っていたゲームでできるものはありませんでした。たとえばしりとりのアプリなど、読み上げ機能が対応していればできるはずのものもあるのに、だめでした。また、これは私の練習不足かもしれませんが、スクロールや文の途中から打ち直すなど、VoiceOverを使用していない場面でドラッグに当たる操作がやりにくい場面がたくさんありました。コピペなどもやりにくい。
☆「普通に使えなくて大変だ」のその先に
この挑戦をするにあたり、前もって決めていたのが「普通に使えなくて大変だ」のその先にあるものを見つけようということでした。そして上記のようなかわいさや違和感を見つけたわけです。私が使いづらいと感じるのはそもそも普段VoiceOverに慣れていないからです。そこで大切なのは、VoiceOverを作る際に見落としていることや、出来なくなっている操作がどこにあるのか。また一方で、VoiceOverだからできることも。他のメンバーにもぜひ体験してもらい、感想を聞き、改善できるところを探していきたいと思います。
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