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聴覚障害者の声、聞いたことあります?

聴覚障害者の声って聞いたことありますか?
こんにちは、くつばこ+のうたです。あと15分くらいでバスが行っちゃうからあと10分で長崎ちゃんぽん食べなきゃ!ってなりましたが、余裕でした笑。小中高と給食や昼休みの時間の会議で培った早く食べる能力がとても役に立ちました。

☆この動画、聞き取れますか?

1か月半くらい前ですが、聴覚障害のある子が交通事故にあってしまったときの損害賠償請求額が世の中の平均の人の40%にするべきと裁判で主張しているという話がありました。(詳しくは下のnoteをご覧ください)その時に自分の子どもは聴覚障害があってもきちんと言語能力を獲得し、何にでもなれた子どもだったと遺族側は主張していました。コミュニケーションを周りと取ることもできていて、運動会で挨拶をするような子供だったと。

このYouTubeを見てもらったら分かると思いますが、「ふつう」の人にとっては少し違和感があり、何を言ってるか聞き取るのが難しいと言う人もいるかもしれません。

☆難聴者とろう者

この、少し聞き取りにくい、ちょっと変わった声、これが聴覚障害者の人の声です。もちろん、人によって違いますし、なんなら喋らない・喋れない人もいます。聴覚障害のある人の中で、日本手話を使ってる人がろう者・音声日本語を主に使ってる人が難聴者と区別されがちですけど、自分自身をろう者と表現する人の中にも口語を主に使っている人もいます。このあたりの言葉の定義は多義的ですが、中途の人がろう者ということはほぼない気がします。そして、今回のこの声の話は喋る人に焦点を当てているイメージです。

☆聴覚障害者の声は努力の結晶

少し違和感がある声なのには当然理由があります。まあ、分かると思いますが、音が聴こえないと言うことは、見本となる声は聴こえない、さらに自分の声も聴こえないので比較することも出来ないわけです。なのに、音声日本語を話す聴覚障害者ってヤバイって思いますよね。幼稚園とかのころ、口の形や舌の位置を教えてもらったり、喉に手を当てたりすることで、少しずつ話せるようになります。それでも、やっぱり違和感はあることが多いのはしょうがないと言えばしょうがないですよね。

☆慣れれば分かるけど…

筑波の附属など、聴覚特別支援学校の中でも口話に力を入れてる学校の卒業生の声は、人にももちろんよるのですが、聴者側が慣れればそれなりに分かることが多いです。でも、慣れるにはそれなりに交流とかで話したりする経験が必要なんですよね。高校生の時に、普段聴覚障害の人と話したことのない生徒が聴覚特別支援学校に行ったときには、凄くきれいな発音をする生徒でも分からなかったっていう声も割とあったので、慣れは大事です。でも、慣れるには交流が必要ですが、みんながみんな出来るわけではない。これが難しいことですよね。そして、口話でだいぶ読み取れたとしても、喋るのを躊躇する聴覚障害のある人が多い理由はこれなんでしょうね。ぼくやりこがきれいな発音だね、って言ったところで、発音が聞き取れないって言われたり、適当に分からなかったのに、笑ってお茶を濁された経験が沢山あるのでしょうね。

個人的には、発音が聞き取れなくて、笑ってお茶を濁した経験は割とあるので、それってどうなの?って今noteを書いていて、思いました。でも、聞き取れないと指文字合戦で頑張るしかないんですよね。難しい…


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