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「#ニンジャスレイヤー二次創作」タグで見つけたワザマエな短編を紹介するドスエ

 お世話になっております! 小膳です。

 極めて高度なプログラムによって作られたnoteには「#ニンジャスレイヤー二次創作」なるタグが存在し、ヘッズたちが多種多様な二次創作短編小説を発表しています。
 今日は私が特に良いと思ったものを紹介しましょう。

 また今回は忍殺ポイントというものを設けました。
 ご存じの通りニンジャスレイヤーは魅力的なキャラクター、ダイナミックなアクション、荒廃した大都市、人間ドラマなどといった多くの魅力的要素があります。
 今回紹介する短編において「ニンジャスレイヤーのどの魅力がピックアップされているか」を割り出したもの。それが忍殺ポイントです。

 なおこれは私の実際高いちのうしすうによる独断と偏見で決めたものですので、そこのところをヨロシクオネガイシマス。



ネオサイタマ・イズ・スリープ・ディプライブド

B.D.モー/バタリングラム先生

あらすじ
貪婪の大都市ネオサイタマの片隅では、不眠不休でソーシャルゲームに没頭する男がいました。しかしその男、実は自身も気付かないままあるニンジャに眠りを奪われているのでした。その胡乱な邪悪ニンジャ、インソムニアの目的とは?

◆◆◆短評な◆◆◆

 物語全体に本編三部のような、ザリザリとしたノイズめいたサツバツが漂っています。

 ある理由から安息を求めてモータルを殺し続けるインソムニアというニンジャが、邪悪ながらもどこか悲しい存在です。いずれあんな最後を迎えるとわかっていたというか、むしろそれを望んで凶行を繰り返していたかのようでした。

 同じくインソムニアを利用している卑小極まりない男、刺客のホローポイントと、誰もが安息なきまま日々を生きるネオサイタマの一風景という感じでした。

忍殺ポイント:ネオタイサマのサツバツ



ニンジャズ・ホース・レーシング

お豆腐メンタル先生

あらすじ
ウシミツ・アワーのとある競馬場。挑戦状を受け取ったニンジャスレイヤーとアマクダリニンジャ・スピードスターが競馬で激突する!

◆◆◆短評な◆◆◆

 ニンジャスレイヤー屈指の傑作回(狂気回ともいう)「ノーホーマー・ノーサヴァイヴ」へのリスペクトが随所に感じられる一編です(先に競馬場を128周したら勝ちとかではなかったですが)。

 メチャクチャな方法で試合続行したりサンシタくさい敵が一念発起したりとニンジャスレイヤーのお約束を取り入れつつ、物語全体にマグロめいたやたらめったらなスピード感があり、ぐいぐい引き込まれました。

 ニンジャスレイヤー本編に対する愛と理解の深さを感じられます。

忍殺ポイント:ダイナミックなスピード感



デス・オブ・ザ・ライブリー・デイズ、……

しゅう先生

あらすじ
キリオとミズカの父子はネオサイタマの片隅でイアイドージョーを営んでいます。しかしヤクザのジアゲで門下生は去り、今は二人だけ。キリオは娘の安全のためにも道場を閉めようと考えますが、ミズカはイアイへの情熱を捨て切れません。やがてヤクザはミズカを付け狙います。

◆◆◆短評な◆◆◆

 「ラストガール・スタンディング」めいた一人の少女がニンジャとなるまでを描いた短編です。

 物語の大部分でミズカがいかにイアイドに情熱を注いでいるか、父キリオと自分たちの道場を愛しているかが切々と語られます。その流れから繋がる悲劇が切なかったです。

 「人間でなくなってしまうこと」というニンジャスレイヤーのテーマの一つに焦点を当てた作品と言えるでしょう。内なるニンジャソウルの邪悪さと戦い続けているのはフジキドだけではないのです。

忍殺ポイント:ディセンションの悲劇



白い手のこっくりさん

澤村求深先生

あらすじ
放課後に「こっくりさん」をする数人の女子学生。しかし四回目ともなると飽きてきます。もし「こっくりさん、おかえりください」をせずにやめてみたらどうなるのか……? ちょっとしたスリルを求めてこっくりさんを中座してしまった少女たちを襲った恐怖の存在とは!

◆◆◆短評な◆◆◆

 短い話なんですが笑っちゃったので載せておきたいのです! 多くを語るとネタバレになってしまうのでどうぞご自分の目でお確かめください。

忍殺ポイント:ニンジャは出オチが基本



ホット・スポット・ワーウルブズ

遊行剣禅先生

あらすじ
温泉旅行に訪れた七人のソウカイニンジャたち。しかしこのメンバーの中に、なんとあのネオサイタマの死神が紛れ込んでいるという情報が入ります。果たしてどのニンジャに化けているのか……!? 疑心暗鬼に満ちたサツバツの温泉旅行が始まります。

◆◆◆短評な◆◆◆

 人狼ゲームをフィーチャーした一編です。

 「邪悪だけどなんかマヌケで笑える」というサンシタの魅力がいっぱい詰まった短編でした。悪いニンジャたちが温泉旅行がてらスシを食べながら犯人探しをするのですが、みんな妙に緊張感がなくて面白い。

 七人のソウカイニンジャがみんないいキャラで、死にざまも含めて実に楽しいヤツらでした。

忍殺ポイント:サンシタの魅力


まとめ

 まだまだnoteにはニンジャスレイヤー二次創作短編小説がいっぱいです。引き続き第二回、三回と感想をアップしていけたらいいなと思っていますので、オハギとチャを用意してお待ちください。ではオタッシャデー!



◆◆◆宣伝な◆◆◆

 凄いニワトリ! 痛快なニワトリ! ニワトリが出て殺す!
 ニンジャスレイヤーのウスイホン用に書いていた小説を大幅改稿したオリジナルヒーロー小説ブロイラーマン!



ほんの5000兆円でいいんです。