「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」を読んで

今日は東大で人工知能を研究している松尾豊先生とビジネス分野で活躍されている塩野誠さんの共著であるこの本

についての感想を書こうと思います。

一つ目に思ったことは人工知能を社会に浸透させるためにはかなり面倒な倫理的観点からも人工知能を考えていく必要が十分にあるのだなと思いました。

科学技術と倫理は昔からセットで考える必要があると云われてきましたが人工知能にもそういう事が必要なのだなと感じました。

この本で出ていた例では自動運転車がある選択では老人が助かり、もう一つの選択をすると子供が助かるというどっちの命を選ぶかというトロッコ問題のような命の選択をするとき自動運転車にアルゴリズムを組ませるかという人間にとってとても重大な問題に直面することになるのだなと思いました。

人工知能が判断する上での指揮はやはり人間がプログラムするのでこれはとても大きな問題になるなと思いましたね

また人工知能はターミネーターのような暴動を起こすのかどうかというのはそもそも人間はいらないというプログラムを書かなければ良い話なのでそういう事は起きる可能性がないということも書いてありました。

そもそも人工知能は人間の言葉を本当に理解しておらず、こういう事を言ったらこう返すというのをコンピューター上で数字に置き換えて返しているだけとも書いてありました。用はパターンとしての言葉を返しているだけですね。

確かに元々がコンピューターだからそれはそーかと納得しました。

どこまで社会に人工知能が浸透してくるのか楽しみな反面、暗記を重要視する仕事はやはり人間が不利な点が多いんだなと気付かされました。データを記憶する量はやはりコンピューターには勝てません。

とても面白い議題が沢山載っていた本だったんですがこの本は塩野さんが質問者として松尾先生に質問し松尾先生が持論を述べるという形式の本だったんですが、Amazonレビューで他の方が述べているようになぜか質問者である塩野さんが持論を述べるという展開や分かりにくい横文字を使っているのでくそ分かりづらい所が多々ありました。自分の頭が悪いのも問題かもしれませんがもう少し分かりやすく純粋に質問していたらもっと良い本になっていたと思いました。










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