「オープン&クローズ戦略に関するケーススタディ」を無料公開します!
5年越しぐらいの仕事になってしまいましたが、一仕事終えることができましたのでご報告を。
オープンクローズ戦略のケーススタディーを作成し、無料配布しています
IPL(IPランドスケープ)とともに、最近の知財関連のバズワードの一つ
「オープン・クローズ戦略」
に関するケーススタディーを、2015年ごろから作成していました。
引用する文献により内容が異なる点があったりして、事実関係の確認などに手間取りましたが、ようやく、公開できるところまでこぎつけました。
ちなみに、既に大学などでは、講義用に用いています。
オープンクローズ戦略と言えば、「クアルコム」
関連セミナー動画として、以下があります。
クアルコムについては、セミナー動画では、ヘルスケアやウエアラブル領域における取組など、最新状況まで含め、詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
クアルコムについては、大学や企業で、たびたび講演をしております。
クアルコムに関する修士論文を書いている学生さんがクアルコムに取材に行かれたところ、その場で、「詳しい人がいるから」と私を紹介いただいた、という嬉しい出来事もありました。
クアルコム創業者である ジェイコブズ氏の発明と、その普及に至るまでの苦労話は、以下で解説しています。
「新しい発明を普及させることの難しさ」
と
「新しい発明や技術を普及させるために、オープンクローズ戦略がいかに役立つか」
がわかります。
オープンクローズ戦略に関する参考図書
本件、もっと詳しく知りたい方は、以下参考書籍がおすすめです。
小川紘一先生は、この分野の第一人者であり、私も何度も直接お話をお伺いしました。
参考図書ではありませんが、私が執筆したクアルコムやマイクロソフトの知財戦略に関する記事も、参考にしていただけると思います。以下より、無料でご覧いただけます。
オープンクローズ戦略は「電気自動車」の覇権争いでも活用されている
最近では、トヨタが自社特許の一部を無償解放する、というニュースが話題になりました。
まさに、これが標準化戦略であり、オープン・クローズド戦略(オープンクローズ戦略)です。
テスラとトヨタ、それぞれに異なる戦略を取っており、
「電気自動車(EV)における覇権争い」
の様相を呈しています。
これに関し、2012年ごろ、私はちょっとした事件に遭遇しました。
当時は、自動車産業は携帯電話とは違うから・・・とおっしゃっていましたが・・・。
オープンクローズ戦略に必要な「特許戦略」「知財戦略」の基礎知識を学ぼう
そもそも、知財戦略についての基礎知識が足りない、という方は、以下講座をご利用ください。オープン・クローズ戦略のもとになる、
「使わせるか、使わせないか」
をどう決めるかについての考え方、まさに、知財戦略の「基本のキ」を、キヤノンのインクジェットプリンター事業における知財戦略を題材に、詳細に解説しています。元 キヤノンの知財アナリストの方に監修いただいており
「ビジネスモデルと知財戦略の関係」
を、実例ベースで理論からしっかり理解いただける講座です。
攻めと守り、のような基本的な特許戦略についてご存じない方は、以下講座から始めてください。長らく訴訟が続いた「切り餅」の特許や、鉄壁の特許網で、世界シェア90%を超える製品を守り続けている3M(スリーエム)の特許を読みながら、特許戦略について学べます。
まさに、「特許の本質」を理解いただける、弊社の自信作講座です。
楠浦 拝
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