短歌 晴れていくための曇り空
仕事に行けなくなった日
1月5日、今年初めての出勤の日、奇妙な違和感とともに帰宅し、すこし泣いた。そして6日から、出勤前の体調不良が続き、しばらくお休みをもらうことになった。
その間、実家に帰り、昔の友人に会い、日常から距離を置きた。美味しいものを食べて、人と話した。他人の中に存在している過去のわたしは、明るかったし、同世代はみんな、ちゃんと荒波に揉まれていた。
「焦る必要はないんだよ。」
心の行き場
「今している仕事は、好きなことですか?それとも、できるからしていることですか?」
行き詰まったわたしはタロット占いにも行った。「できるからしていることです。」と答えた後から妙に虚しくなった。貯金もなくなりそうで、でも守りたいものがあるから始めたのが今の仕事だった。
1年経って、守りたいものは変わらずある。変わったことがあるとすれば、わたし自身の自信だと思った。ちゃんと守れる、ちゃんと生きていける。ちゃんとわたしは、わたしを救える。守っていくための真ん中に、「好きなこと」を持ってこれないだろうか。
やっていけるよ。わたしに言ってあげる勇気を試されている。
次に行く
愚痴の多い職場だったのも、退職の理由の一つだろう。いろんな人に相談はしていたけれど、人を変えることほど難しいことはない。長いものに巻かれて、目が釣り上がっていく自分も嫌いだった。いつか変えられたら、と思っていたけれど、長い目で見ても、変わることはないだろう。
仕事は好きだったな。人も思っていたより、悪いところばかりじゃなかったな。
でも、結局は自分がどうしたいか、だ。
退職をする。これからのために。
その決意の日に読んだ短歌でした。
今年は短歌や歌を通して、日常から拾ってきたいろんなことを似た感じで書いていきたいです。表現が生活とともにありますように。
サポートしてくれたら、ラーメン食べるつもりです。時々食べるラーメン、おいしいよね。