カバン探しの旅に出て出会った最強の黒いカバン
泉谷しげる氏の「黒いカバン」は名曲です。
かわいくてロックなブルースです。
今日はようやく終了した楽しく悩んだカバン探しの旅についてお送りします。
少し長めですがどうぞお付き合いください。
マルジェラのグラムスラムのある性質に気づく
仕事・プライベートで超愛用しているマルジェラのグラムスラムトート。
布団のようなデザイン性、使いやすさ、軽量、、、大好きなトートです。
気に入ると出番が多すぎて、ガンガン使っていましたが、ある日ハンドル部分が弱っているのに気づく。
それを友人に伝えると「残念なお知らせだが、グラムスラムは頑丈じゃないからもっと大切に扱え。」と言われる。
友人曰く、ハンドルが弱っているのは聞いたことがないが、布団部分の革がデリケートでパックリ裂けてしまった知人がいたから気を付けるようにと。
さらに追い打ちをかけるように、、「クスコのように雑な人が持つ場合は特に注意が必要。」とご親切なアドバイスを受ける。
hieeeee‼‼‼‼‼‼
言われてみればそうだ。
これがTHE 頑丈ってカバンだったら魅力が薄れていたと思うのでもちろんアリなのだが、その性質に合わせた使い方を考えねばならぬ。
使いやすさ、デザインの秀逸さが持っていて気分が上がるのでついつい手に取ってしまっていた。
そして、雑に扱っているつもりはなく丁寧に愛でていたのだがやはり使用頻度は多いのかもしれない。
このまま使い続けるのもいいが、やはり少しでも長く一緒にいていただきたい。
本当に素敵な相棒だから。
グラムスラム、仕事で使う頻度を減らそう
クッションがあるのでパソコンもそのままガサッと入れられて、本当に重宝していたグラムスラム。
これ以上のカバンが見つかるのだろうか、と思いながらも並行して使えるカバン探しの旅に出ることにした。
それまでは主に雨の日用として使っていたフェイクレザーのカバンも間に挟んで使っていく。
前回の記事で、超素敵で似合うパンツがあったのにあまり関心がないブランドだったため買うのを躊躇していた私に、辛口ハウスマヌカンが「それ、マルジェラだったら買ってたでしょ!」と言われてハッとした話を書きましたが、カバンは「ここじゃなきゃ!」というこだわりがない。
マルジェラのカバンは複数持っているけれども、洋服みたいに「マルジェラなら結構何でもアリ」的な感覚はまったくない。
それが逆に旅が難航する原因になったかもしれない。
仕事用カバンに求める必須条件5つ(まんまグラムスラム)
①重量:軽いこと。目安は750グラム以下だが、900グラムまで何とか許容。
②素材:本革であること(今、合皮も使ってるけどね☆)
③ハンドルの長さ:手持ち出来る短さ。肩掛けも出来る長めだと候補から外れる。取り外し可能なショルダーは付いていてもOK。
④容量:パッカーンと開いて、ザクザク入れられること。仕事用カバンはサブバッグを持ちたくないゆえ(どっかに置いてくる可能性もあるし)、1つで通常持ち物+仕事に特化した持ち物が入ることが必要。
⑤デザイン性:これがあって初めて仕事へのテンションあがる。
「頑丈さ」は要らないのか?と言われそうですが、必須条件ではないかな。複数のカバンをローテーションで使えば問題なさそう。←自分のガサツさをわかってないヤツ
そして、「カラー」は黒がいいけどこれも必須条件ではなく、キャメルやダークグリーンもいいなと思っていました。
●Maison Margiela
マルジェラって、レザーで仕事用カバンとして使えそうなのがあまりない。
グラムスラム以外で仕事に使えそうなカバンが見当たらない。
たまに荷物が少ない時などむりやり使ってるけど、実は5ACは仕事には向いていない。
(今回は詳しく語りませんがデザインを最優先したカバンだと思います)
今季初めて見た形でスナッチドシリーズのカッコいいボストンバッグがありまして、重量695gで優秀でしたが底幅が22㎝で小さかった。。
実物も見に行きましたがやっぱり小さめでした。
デザイン的には仕事用として十分使えますが、上記④が該当せずで残念。
それ以外に仕事にも使えるカバンとして心惹かれるモノは見つかりませんでした。
●Epoi
ジャパニーズブランド。リツシリーズのボストンバッグ。
名前だけは知っていて、今回ネットで調べていいなと思いました。
エポイさん、地元には店舗がないので出張へ行ったついでに東京で実物を見てきました。
(トップ画像は、その時赤坂「まさむね」で食したヒレカツ定食です。激ウマでした〜)
WEBで見た通り上品で無駄をそぎ落としたような素敵なカバンでした。
公式サイトでは重量880gとありましたが、体感はもう少し重く感じました。
900gが許容範囲でギリかなあと思っていましが。
そして、私のようなガチャガチャした服装にはあまり似合わず、もっとコンサバ・エレガントを好む方に似合うかなと。
仕事でガチャガチャした格好すんなって話ですが、はいすみません。
上記①⑤が該当せず。
●Murbelly
10年以上前にデザインがすごくいいなと思ったマルベリー。
当たり前ですが今より若かったのでそこまでこだわっていなかったのか、お店で持たせてもらったのに重いも軽いも印象がない。
超高級路線へしばらく迷走していたらしいマルベリーですが復活。
ベイズウォーターというマルベリーのアイコンバッグが大好きです。
蓋つきのトートバッグ。
現在は近くにお店がないので、公式サイトで重量を聞いてみた。
グレインレザー、ブラックが第一希望。
お願い、、900g以下でありますように、、祈。
回答「1,520gです。」…!!!!!
無理、、絶対無理、、。
あきらめきれず、第二希望のスエードとレザーのコンビも聞いてみました。
回答「1,140gです。」
ちょっと軽くなってる、、いや騙されるな1,000g超えたら重いって。
エポイの880gも重いと感じるお年頃なのに。
というわけで①が圧倒的に外れていて、③も少々危険でした。
ハンドルがやや長め。
●Marsell
靴が超カッコいいブランド。
誰かが履いてたらマルセルってわかるぐらい独特な革とデザイン。
カバンも負けず劣らずかっちょええ。
ネット上でたくさん素敵なのが出て来て、そこまで知られているブランドではないせいなのか多数の商品が割引になっている。
FARFETHで割引されているカバンの中で、ひとつすっごく好みな台形トートがあって、これも重量(+裏地の素材)を聞いてみることに。
一次回答:販売元に聞いておりますので少々お待ちください。
ただ、いつお答え出来るかお約束出来ません。最後の1点となっておりますので先に購入いただきその後返品いただくことも出来ます。
クスコ:急がないので回答を待ちます。配慮ありがとうございます。
~1週間経過~
二次回答:販売元から回答がないので情報提供がかないません。ご要望に沿えず申し訳ありません、、購入いただき手に取って確認していただけますと幸いです。
クスコ:今回は残念ですが購入を控えます。ありがとうございました。
うーーーん、重量って意外と記載されていないんだよねえ。
サイズはほぼ載ってるのに。
重視してる方々、多いと思うんだが。
●Yohji Yamamoto
黒いカバン、、黒といえばヨウジヤマモトか、、と軽い気持ちで公式サイトを確認。
このカバンめちゃくちゃカッコいいんですけど!!と衝撃を受けたのが現れた。
ベストセラーと書いてあったので定番なんでしょうか、、ヨウジさんまったく詳しくないので申し訳ない。
「TULIPS」と名のついたカバン。
手持ちで2パターン、ショルダーで1パターンの持ち方が出来て、まるで別のカバンに見える…がそこはあまり興味がない。
(いわゆる3WAYだが、たいてい1通りの持ち方しかしないカバン不孝者)
それより手持ちで持った時に、ショルダーがデザイン的にアクセサリーっぽく見えて良き。
サイズを見る。縦が30㎝、横が49㎝。
・・・・・49㎝??マジか‼
モデルさんが持っている画像ではそこまで大きく見えないけど、49㎝もあったら重くないか?と一抹の不安。
チャットがあったのでこれ便利!と思って重さを聞いてみる。
回答「650gです。」
え、え、え、えーーーっ??
マルベリーの時と逆の衝撃。
そんなに軽いんですか??って聞き返してしまいましたw
現在在庫があるカラーが黒の他に、グレーとシルバーがありましたが黒が最も軽いらしいです。
その他にも数点質問しましたがすべて完璧な回答を頂き、クリアな状態になれました。感謝。
いやあ、もうコレは買うしかないでしょう。
地元に「Yohji Yamamoto」ありますが、定番だからすぐ補充されるんでしょうが残りわずか表示、行けるのが2週間先になる、公式で買うと返品も出来るので現物を見ずに買うことにしました。
ヨウジヤマモトTULIPS、到着
ドキドキしながら開封。
(ついでにカバンにつけるチャーム的なコインケースも購入しております)
ただただ、、感動。
①重量:マジ?650gってこんなに軽いの?
5ACの方が重量軽いはずなのに明らかにTULIPSのが軽く感じる。
②素材:革が柔らかいけど扱いを気にせずガンガン使えそう。←ちゃんと気にしろ
③もちろんハンドルは短め。短めハンドルがカバンを花びらのように見せるポイントなんだと思う。
④パッカーンと大きく開いてザックザク入る。パソコンは専用ケースに入れてからカバンに入れる必要ありなのでそこはグラムスラムに軍配。
⑤そして、ほんっとーにデザインがカッコいい。WEB上よりも実物のが10倍カッコいい。
コインケースも早速チューリップさんに装着しまして、ゴキゲンに使っております。
目に入るたびニヤニヤしてます。笑
すごく豊かなキモチになる。
仕事用カバン探しの旅、終了
今回登場したのはマルジェラ、エポイ、マルベリー、マルセル、ヨウジヤマモトと5ブランドでしたが、他にもあと30ブランドは検討しています。
本格的に探し始めたのは今年に入ってからですが、昨年10月頃からぼちぼちネットを探したり、仕事帰り店舗を覗いたりしていました。
今回学んだこと。
割引にも有名ブランドの威力にも少しの違和感にも屈さずに、焦らず吟味したことがヨウジヤマモトTULIPSに出会えたと思っています。、
TULIPSは割引になっておらず、ヨウジヤマモトは洋服すら一度も買ったことのないブランドでしたが、疑問点はすべて解消、そして何より本当に好き!と心から思えたバッグでした。
一筋の迷いもなく購入出来ました。
最後まで諦めなくてよかった。
グラムスラムとTULIPS、仕事にもプライベートにも大切に使っていきます。
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