見出し画像

キャリコン試験勉強でのジレンマ

私は社会保険労務士試験合格後に国家資格キャリアコンサルタント試験に臨みました。
そういう状況もあり「社労士受験の勉強法が標準」となった側面がありますので、その点は割り引いてお読みいただけると幸いです。

社労士受験では予備校通学や通信教育などが豊富です。予備校等では長年の受験ノウハウが蓄積され、「合格メソッド」も確立されています。予備校等の指導についていけば合格圏内に導いてくれます。

一方キャリコン…
受験生の大半は養成講座修了者のため一定水準レベルを体得していますが、「養成講座は試験合格のための講座ではない」との大原則があります。
予備校等に試験対策もありますが、特に実技試験は評価ポイントが非公表ですし、面談ロープレの事例パターンや得意不得意(もっというと相談者との性格的な相性も)が異なるので、絶対的な勉強法はありません。
試行錯誤で行った試験勉強で私が抱いたジレンマを記したいと思います。



1.養成講座と試験対策との立ち位置

前述のとおり「養成講座は試験合格のための講座ではない」ですが、養成講座では厚生労働省が定めた指導要領に逸脱しない範囲で試験について当然話題が上ります。講師の親心をひしひしと感じながらポイント理解に努めます。
また養成講座を通じて国家資格キャリアコンサルタント試験における問題点について試験機関からの注意点が広報されます。
モヤモヤしたのが「試験対策のロープレで画一的な指導を受ける受験生が毎回いるが、決していい点は得られない」旨の講師コメント。

予備校等の試験対策講座はしっかりした内容ですが、相当のお値段。しかも一回受講しただけでは万能とはいえないので、ロープレ練習が必要と感じました。
受験生同士のロープレは全く練習しないよりはましですが、効果効能でいうと限りなく生産性が低い…
ホルダー(有資格者)からたくさんのフィードバックを得ることが大事ですが、やはり課金が必要…

2.有料ロープレ

ネット検索すると各ホルダーが有料ロープレを主宰しています。ここで抱いたジレンマ「ホルダーさんの経歴、実績がわからず、何を選べばよいか…」。

またホルダーが受験生のために親身になってくれていると信じていますが、中には「受験生向けロープレビジネス」と感じる側面も。
いわゆる「🐣狩り」(?!)
私の場合、偶然にもネットで大変優秀で良心的なホルダーに巡り合うことができました。養成講座同期にもそのホルダーを紹介したところ、全員が共感の嵐、リピートするほどの大絶賛ホルダーでした。
(自分は有資格者となったとはいえ、今はお金を頂くようなレベルではありません。その優秀なホルダーさんロープレを紹介しておきます)

https://coconala.com/services/2597716

養成講座講師の「世の中にある試験対策ロープレ」の苦言が引っかかり、ロープレ練習の進め方で迷走していました。


3.ロープレに正解不正解がないし…

前述のとおり、面接試験の評価軸がわからない。
だからロープレに正解不正解はないというのが大義名分。

ただ、試験では合否を決するために目に見えない基準はあります。
実際にホルダーにフィードバックいただきますが、これも各者の「試験合格の見立て」で良かった点、要改善点を伝えてくれます。
このフィールドバックの内容で、そのホルダーの力量が透けてきます。
(が、用心深く疑い深い私は、心のどこかで斜に構えてしまい、中には「あなたのフィードバックは一意見だよな…」と折角のフィードバックを受け流すことも正直ありました。)

それで、信頼のおけるホルダーのフィードバックに師事していくと、逆に特定者の意見だけに注目するのも危険なような…とジレンマ。

4.キャリコンへ課金

社労士受験と異なり、キャリコン関連の運営者は顔がよくわかりません。
「運営者がよくわからない」
「課金して満足なサービス提供を受けられるか?」
「合格率からすると課金せずに自力対応できるのでは?」
「ホルダーは受験生をビジネス相手と思ってるのでは?」

有用な運営者も多数いらっしゃいますが、短い受験生活期間では有用な運営者を見つけるような時間はなく、結局は養成校のウェブ試験対策講座と有料ロープレ2回(計6,000円)とキャリコンスタディの模擬試験のみ課金しました。
ロープレはキャリコンスタディの無料ロープレ毎週参加と、養成講座同期とOB・OGホルダーにロープレ指導してもらうなど、支出を抑えました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?