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バレンタインにチョコではなく25,000件の「ありがとう」を送り合う会社

freeeではバレンタインデーに「ありがとう」を送り合うイベントがあります。2月上旬に感謝のメッセージを社員に送付できるフォームが開設され、2月14日になると本人にメッセージが届くというシステムです。
バレンタインデーに女性が男性に義理チョコを渡すのではなく全員が相互に感謝を送り合おう、というアイデアで始まったこのイベントは、freeeの伝統行事となっています。

昨年のイベント↓

そして今年はなんと計24,692件の「ありがとう」が送付されました!

はじめに

こんにちは。freeeのCulture Developmentに所属しているkussyです。2023年1月1日に入社した新参者ですが、入社早々このイベント「ありバク」を任されることになりました。

Culture Developmentは読んで字のごとくfreeeのカルチャーを推進するチームです。社員に持ってほしい「価値基準」の浸透を図るイベントをしたり、社員がハッピーに働ける環境づくりのためにオフィスのアップデートなどをしています。

「ありバク」は「ありがとうがバクハツ」の略で、バレンタインデーまでに社員が送付したメッセージを、爆発のように一気に展開することを表しています。例年はGoogleフォームとGASを駆使して実施していましたが、今年からシステムを開発して実施することになりました。

「ありバクシステム」の仕組み

このイベントのルールは簡単です。

  1. 二月上旬に開設されたフォームで「ありがとう」を送付したい人を検索し、感謝のメッセージを送る

  2. 送られた人には「誰かからメッセージがきた」とだけ通知が飛ぶ
    (差出人と内容は2/14まで分かりません)

  3. バレンタインデーにありがとうが爆発!社員の元にメッセージが届く
    (届いたメッセージに返信やいいねをつけることもできる)

この「2.」の部分がミソで、「誰かからメッセージがきた」というメールが来ることで、ちょっと嬉しくなり、自分も誰かに送りたくなる、という設計をしています。
また新システムは周囲の社員が推奨の宛先として表示される機能などもあり、例年のGoogleフォームよりも圧倒的に使いやすくなりました。

ありバクシステムのキャプチャ画像
感謝を送りたい相手を検索し、メッセージを入力したら送信ボタンを押すだけ

結果として1,195人の社員が24,692件の「ありがとう」メッセージを送信しました。CEOや役員は当然のこと、アルバイト社員や派遣社員の多くもメッセージを送信したのがfreeeらしいところです。中には一人で200人以上に「ありがとう」を送った強者もいました。

リアルなつながりを作る取り組み

毎年バレンタインデー当日には、メッセージの爆発と同時に、チョコレートなどのスイーツを社員に振る舞っています。

ここ数年はコロナウイルス感染拡大の影響でリモートワーク中心だったため、チョコレートを直接全社員の自宅に送付したこともありました。
しかし今期より出社している社員も増えているため、当日はオフィスにてスイーツを振る舞うイベントを実施しようと考えました。

特に「ありバクシステム」ではオンライン上でやり取りが完結してしまうため、オフラインでのコミュニケーションの種となるようなイベントができないかと思索しました。
そのアイデアの一つが「社員のおすすめスイーツを紹介・提供する」というコンテンツです。

例年はリンツのチョコレートなど運営が選んだスイーツを提供するのみでしたが、話題作りや社員を知るきっかけとして、社員から「みんなに食べてもらいたい」スイーツを募集しました。地元の銘菓や旅先で出会ったお菓子など、40件以上の応募の中から15件ほどのリクエストをピックアップし、当日はそれぞれ100個ほど用意しました。また例年通りリンツのチョコレートを2,500個ほど用意したため、計4,000個のスイーツがオフィスに積み上げられ、まさに「お菓子パーティ」状態になりました。

積み上げられたスイーツの画像
積み上げられたリクエストスイーツの数々 おすすめした社員からのメッセージも掲出
社員が紅茶を振る舞っている様子
紅茶のスペシャリストや元パティシエの社員が作ったお茶・スイーツも提供
社員が歓談している様子
スイーツを片手にコミュニケーションを取り合う姿があちこちに

フロアを周りながらスイーツ紹介を配信するコンテンツなども行われる中、1時間のイベントで4,000個のスイーツはほぼ完売となり、大盛況に終わりました。また、本社に限らず地方支社や海外拠点にもスイーツを送りました。社員がスイーツを片手に「フォームでのメッセージありがとう」といった直接的なコミュニケーションを取っている姿が数多く見られました。

つながりをデザインするには

freeeではコロナ禍でリモートワークをメインとしながら、社員がここ2,3年で数百人増えているという状況でした。直近で出社就業をメインに切り替えながらも、こういったつながりを作る・保つ施策を強化する必要があると感じています。

その中でオンライン・オフラインでコミュニケーションを取れるこのイベントは社内のつながりを深めることに大きく寄与しているなと改めて感じました。業務ではなかなか話さない人にメッセージを送ってつながりを取り戻すきっかけになったり、お菓子を食べながらチームメンバーとの交流を深めたりと、縦横斜めの関係を強化できたのではないかと考えています。

一方で今回のイベントは既存のつながりの強化や深化に重点が置かれているため、新たなつながり・コミュニティ形成に対してもさまざま施策を検討しています。その様子は今後もこのnoteマガジン「あえ共freee」で発信していきます!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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