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GTP-4oでの物語生成の問題点

GPT-4oはどこまで賢くなったのか?

GPT-4oで物語生成を行ってみたが、結局のところはアシスト程度の能力しかないというのが現状だと思われる。
これまでと大きく異なった点としては、元々用意していたファイルを読み込みそれを記憶していられるようになったことは大きい。しかし、実際の構成力は未だに上がっていない。

なにが足りない?

起承転結にしても15ビートにしても知識として持っているというだけで、それを具体的にどうこうできるわけじゃない。物語バランスで考えたら、残り5%前後の内容量でも平然と引き延ばしてしまう。
どういうことかというと、50話のお話しを作ってその構成を作らせると、起承転結を均等配置してしまう。本来1話で展開すべき結の部分を数話(10話)に跨がって配置してしまうためやたらと間伸びた展開になりやすい。

これは物語生成のアシストとしては極めて心許ない能力である。
結局頼れるところというと、見落としのチェックや均等配置を承知で構成させてそこから拾い出すという荒打ち(下打ち)作業しかないだろう。

結局、『人を楽しませよう』とする思考部分が欠けているために、決定的な性能を持てないのだろう。その結果、物語構成力が決定的に足りないことになる。

じゃあCoplotやGoogleは????

じゃあ、鳴り物入りで出てきたCopilotはどうかというと、これまた頼りない。ぶっちゃけ、ビジネス文章生成のアシストはできるが物語生成となると大して変わらんということになる。
Googleの新しいAIも似たようなもの。Bardに比べれば雲泥の差にはなったけど、やはり能力は信用できない。

結局、日本語の物語生成能力はNECが研究しているAIに期待することになってしまうかもしれない。もし、実証実験する気があるのなら実験に参加させて欲しいものである。

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