有機農業専属スタッフ2008~その2・有機JAS

Kでは有機JAS認証という制度ができた初年度から認証をとっていた。よって私たちも認証の学びに行ってた。

認証農家はNさんだが、スタッフも学んでおかないとミスしかねない。

独立した今は関係ない。無農薬野菜・無化学肥料でやってるが、有機JAS認証はとらないから。

熊本県の中山間部地域だと消費地が遠い。
Kも四国や神戸や大阪の生協に野菜を出していた。もともと有機野菜を育てたかったのもあるだろうが、有機JAS認証という農水省のおすみつきがあるのと無いのでは値段の根拠が異なる。

なお有機JAS認証野菜は無農薬じゃない場合も含む。認証機関が認めた有機JAS対応農薬というものもあるからだ。神経質な消費者が有機JAS農産物に因縁つけるのもこの点で、へんこな消費者は有機JASでもなく、農薬も化学肥料も有機肥料も使わない自然農の野菜が良いとか言う人もいる。

勝手にやってなさい。

さて、有機JAS認証機関は農水省の機関ではなく、農水省が認可した団体や法人である。※今は知らん、当時

困ったことに、認証団体によって使える農業資材が違ったりする。Xという肥料がA機関では認めないけど、B機関なら認められる、、、みたいなことがある。

使えるか使えないかは認証機関に問い合わせなければならなかった。非常にめんどくさい。

だから会社組織であるとか、高い付加価値で買ってくれる補償があるとかでもないとやってられん。

今の私のように個人、ひとりでやってて、有機JAS認証するなんて、手間隙がかかりすぎてやってられない。恐らく年間10~20万円は事務経費がかかる。そうなると現状、野菜の売値を一品あたりプラス100円、少なくとも50円は上げないと馬鹿馬鹿しい。また、50円上乗せしてまで有機JAS農産物を買う固定客がつくならやる価値あるかもしれないが、無精者なので、手間隙かけて事務処理するより、普通にかってもらうが、今の私には都合が良い。

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