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ミッション・ステートメント

僕がこの言葉と出会ったのは、20年以上前に友人から勧められて読んだ「7つの習慣  成功には原則があった!」に書いてあったのが初めてだった。

この7つの習慣によると、その意味は「個人的な憲法、または信条」となる。これを紙に書き出すという行為は、自分はこの人生でどうなりたいのか、何をしたいのか、自分の行動の基礎となる価値観や原則を明らかにするという事であると書いてあった。

更に、ミッション・ステートメントは、決して短期的に書けるものではないし、深い反省、注意深い分析、入念な表現、そして多くの書き直しを経なければ完成には至らないと書いてある。
また、状況が変化していくに伴い、細かい修正を加える事が望ましいだろうとも書いてあった。
決して、一度書いた事を全く変えては行けない訳ではなく、年代、環境に応じて、点検をし、修正をしながら、最終の完成形とさせていくのだ大事らしい。

いつの日から、僕もこのミッション・ステートメントを紙に書いて、それを毎朝確認し、祈り、決意を持って1日を始めるのが当たり前の習慣になった。

・誠実に生きる。
・人の幸せを心から願い、行動する人間になる。
・人に勇気と希望と愛と笑いを与えられる人間になる。
・苦しんでいる人、困っている人を助けられる人間になる。
 以降、夫として、父として、息子として、兄弟として、友人として、経営者として、地域の幸福責任者としてなど、自分が担うそれぞれの役割毎に書いた項目が20項目ぐらい続く。

改めてここに書き出してみると、あまりにも現状の自分とこの言葉がかけ離れ過ぎていて、自分でも笑ってしまうが(笑)、自分が願う人生はこの通りである事は間違いない。

これは、会社で言えば、経営理念にあたる。
決して、個人のものだけではなく、家族のミッション・ステートメントや自分が所属する組織のミュション・ステートメントもあるといいと書いてある。

毎日、毎日、確認する。点検をする。
これが辛い時、苦しい時も、様々な困難を乗り越える為の土台ともなる。
毎日が大事。要するに心へのすり込みが大事なのだ。

7つの習慣は、僕にとって一番大切な本だ。
1996年発売された最初の「成功には原則があった!」版、最初の1冊目はページが切れてしまう程、ボロボロになってしまったので、2冊目も買った。それから数年して、完訳版「人間主義の回復」が出たので、今は完訳版を座右の書としている。更に今は普及版も出ているらしい。

これからも少しでも自分が願う人生に近づけるように点検をしていこう。

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