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夫婦の価値観の違いに気づいた時に

この人は価値観一緒だ!!

そう思って結婚したのに。。。


こんなパターンないですか?


夫婦になると100%起きます。


なぜなら男性と女性。というだけでも違うし、

育った環境や、お互いの常識やマナー

細かな部分まで一緒なんてクローン出ない限りあり得ないからです。

ではそんな価値観の違いにぶつかった時

どのように解決していけばいいのか?

ここを書いていこうと思います。


ではまずどんな価値観の違いが起きるのか紹介していきます。


■夫婦が「価値観の不一致」の壁にぶつかる時

 
・結婚式・新婚旅行

両親・親族との付き合い方、流儀・マナーなどの違いが明るみに。

・妊娠

どれだけ夫がいたわり協力してくれるのか、初めての妊娠によって不安な妻には大きな問題だが。

・出産

出産時、立ち会って欲しい妻に立ち会いたくない夫、立ち会いたい夫に立ち会って欲しくない妻。

・育児

仕事と育児のバランスの取り方でお互いに不満が噴出することも。
育て方で、私立に行かせるか、効率に行かせるか?

・住まい選び

家を購入する際、郊外か街中か、親と同居か別居かで対立。

・子どもの教育問題

お受験の是非、学校選びのポイントから、子どものお小遣い額や門限まで。

・妻の仕事再開

仕事を再開したい妻に家にいて欲しい夫、また妻に仕事をして欲しい夫に家にいたい妻もあり。

・夫の転職・独立

転職したい夫に定年退職まで現在の会社で働いて欲しい妻、独立開業しようとする夫に反対の妻。

・リタイア後の生活

都会生活を送りたい妻に田舎暮らしがしたい夫。
妻と旅行がしたい夫に夫となら行かない方がマシな妻。

夫婦はそもそも「価値観」については、
ある程度合っていたから結婚まで辿り着いたはずです。

しかし、夫婦には子どもを持ったりする環境の変化の中で、
初めて出会う出来事が次々とあります。

この出来事によって、「えっ? あなたってそんな価値観を持っていたの?」と、

その不一致に気づかされてしまうというわけです。


こういった問題を根本から解決していこうと思ったら、

どのように価値観が形成されてきたのか?

ここを知ることで解決の糸口に繋がっていきます。

人間は様々な価値観を持っています。
その価値観には、「まぁ、これに関してはあなたに合わせられるよ」という緩いものと、

「これだけは何があっても譲れない」というこだわりのある価値観と2通りあるのです。

この後者の価値観が、夫婦の間でまったく違ってしまった時、

あるいは違っていたことに気づいた時、大きな壁にぶつかるというわけです。


私は、価値観の不一致が原因の離婚相談を受けている時、

どうしたら離婚の危機に陥っている夫婦をやり直しさせてあげることができるか。
そして「これだ!」と感じたのが相手のルーツを探れ。です。


夫婦それぞれが大人になるまでのあらゆる項目について書き出してみるのです。
それと照らし合わせて、
その問題となっている価値観を形成するに至った理由を知りパートナーへの理解を深めるんです。

・両親の生年月日、職業、両親それぞれの性格・教育方針、家庭の経済状態、食生活、同居家族、兄弟構成……。

・パートナーの出身地、育った場所と様子、性格の長所・短所、血液型、学歴、病気・怪我の様相、塾・習い事、得意科目・スポーツ、趣味……。

・大きな出来事、ショッキングな出来事、感銘を受けたこと、子どもの頃の夢、現在の職業を選んだきっかけ、旅行歴、尊敬する人、大切だったもの、飼っていた生き物……。

例えば、
「夫がケチで節約家なのが許せない。
これも価値観の不一致」という妻がいます。

夫のルーツを探ると、子どもの頃父親の事業の失敗により大変な苦労をして育っていたことがわかる。
「お金に苦労してその大切さが身に染みているから、うるさく節約するのだわ。それなら夫を理解できる」というように。

他にも
旦那が一切家事をしない。この原因を探った時、
自分の父親の教えがそもそも家事は女がするもので、
男は金を持って帰るもの。

そう育てられた男性にとっては家事をしないのが【常識】なわけです。


常識というのはやっかいなもので、
これが普通でしょ?
これが当たあり前でしょ?
と思っているからこそ、

誰かに言ってもらえない、そもそも気づけないものなんです。

そんな時、〇〇するべきでしょ!
〇〇するのが普通だよ!!

なんて言われたときに、それぞれの常識の違いから、

喧嘩に繋がっていくわけです。


そもそもこういった価値観は専門的には【信念】というんですが、

あっているとか間違っているとかではなく、自分が信じているもの。というものが

人間すべてが持っているもので、

この信念がその人の人格を作っています。


そしてこの信念の形成は自分を守る為に出来ているものと言われています。

例えば、
こういった形成は幼少期なんで、

お母さんやお父さんの影響がもろに出ます。

子供にとって親は全てです。


その親から、あなたは出来ない子。と言われ続けて育つと、

自己肯定感が低く常にネガティブな子供に育ちやすく。

多くを許可され、のびのび育った子はそれだけ相手の事を受け取れる器のある子に育っていきます。



このように問題となっている価値観を形成するに至ったルーツを探ることで、
パートナーを理解できるようになる場合もあります。

夫婦の価値観の不一致の壁にぶつかり離婚がよぎっている方は、
ぜひともパートナーのルーツを探ってみることをオススメします。

これによって、パートナーを理解し許すことができる可能性がぐんと上がります。














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