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ワインの歴史をさらっとおさらい!日本のワインの歴史も奥深い?

ワイン初心者や、自分ではワインを選ばない方の中には、ワインを語ったり選んだりという行為そのものや、またそこに行き着くまでに様々な観点でワインを学ぶということ自体に、敷居の高さを感じている方もいるのではないでしょうか?しかし!ワインの歴史を知れば案外身近に感じる要素も多いのです。
今日はワインの歴史をさらっとおさらいしてみましょう!

ワインは紀元前4000年から存在した!
ワインの主な原材料はブドウです。ブドウの栽培は紀元前5000年には行われていたことが確認されているのだそうです。
そしてワインはなんと…紀元前4000年の世界には存在していたといわれています。
そう言われてもちょっとピンとこないかもしれませんが、旧約聖書にも登場しますし、古代エジプト、ギリシア、ローマなど、有名な文明の食卓には、ワインが乗っていました。というかなんだかんだ絵画として残されていることが事実です。
古代の食文化や、宗教においても重要な役割を果たしていたのが実はワインなのです。
…ってあれ?逆にとっつきにくい印象になってしまいましたかね…?

ワインは必需品だった!
そして現代の私たち。今の感覚では、ワインはさまざまな銘柄や年代物もあって、とても高級なものもありますし、ちょっと気取った贅沢品!というイメージもありますよね。
しかーし!その昔のヨーロッパでは、ワインは必需品でした。(羨ましいです)
というのも、その昔は生水を飲むことが疫病の原因となることが多かったため、アルコールを含む飲み物が重宝されていたのです。そんな理由でワインは日常において不可欠な飲み物でした。
旅をする場合でも、水は腐っちゃうけどワインなら保存がきく!
そんなワインの特性や要素もあり、ワインは大昔から日常的に愛されてきたのですね。

最初にワインを飲んだ日本人は誰?
日本にワインがもたらされたのは16世紀の中頃のこと。織田信長様がわちゃわちゃしていた頃です。
南蛮貿易によって日本に渡来したワイン、最初に飲んだ日本人は誰だったのでしょう。
記録に残るところでは、教科書にも登場するフランシスコ・ザビエルが、大内義隆という大名に献上したとされています。
大河ドラマでもよく目にするように、織田信長や豊臣秀吉もワインを好んでいたそうです。
当時はもちろん、ワインはごく限られた日本人しか口にできなかった貴重品でした。というか、そもそも献上品ですし。当時の日本国内で生産できるものではありません。そら貴重でしょう!信長や秀吉が珍重し、好んだワイン。いったいどんな味がしたのでしょうか?気になりますね。

日本のワイン製造は想像以上に早い!
輸入されるワインはフランス産やイタリア産、続いてアメリカ産が思い浮かびますが、実は日本のワイン醸造の歴史は思いのほか早かったことをご存じでしょうか?
文明開化を迎えた明治3年ごろには、すでに山梨県の甲府でワイン作りが開始されたという説もあります。
現在も日本のワイン産地として有名な勝沼はフランスから醸造方法を学び、その発展に努めた歴史があります。お近くの方は足を運んでみると壮大なブドウ畑を堪能できるかと思います!山梨県の一部には、お神酒としてワインを献上する風習も残っています。ですから、一升瓶に詰められたワインが現在も売られていて、日本人とワインの関わりを知る上でとても興味深いところではありますね。
というか一升瓶は1.5Lなので、ワインで言う『マグナムボトル』というものはつまりワイン2本分ということです。ここもちょっとした豆知識ですね!※
多くのワイン→750ml
一升瓶→1500mlワインと歴史の関わりや特産物に興味があり、このブログをここまで読んでくださっているあなたが、もしお酒に弱いなら、度数は難しくてもマグナムボトルの容量は是非覚えていてください。世の中はもう『自衛』なので…!かなり脱線はしましたが、ワインは決してハードルが高い飲み物ではなく、とても身近で親しみやすい食文化の一部です。先人たちが日常使いしていた物を、「古臭い」などと言うような時代はもう終わっていると思います。

ワインを愛した先人たちを思ったり、来年はどんな美味しいワインが出てくるのかと。その味を楽しみに。そして今、自分の手元にある、若しくは今後あなたと出会い手元に訪れ得るワインを楽しみにしていきましょう!

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