ミッドサマーを観たら見えてきたジャンルの定義の難しさ。
好きな映画は海外版の予告編をチェックして
面白そうならそれ以降情報をシャットダウンする男。
どーも、パーマです。
皆さんはミッドサマー、もうご覧になったでしょうか。一部では賛否両論あるみたいです、しかし。
1つ問いたいのですがこの映画をホラーと思って
観に行ったのでしょうか?そこが気になります。
前作を観てる方は多分今回の「ミッドサマー」を
「ホラー」だと思って観に来てはいないと思うのです。あくまで「ホラー」ではなく「アリ・アスター」の撮った映画を観に行く。この表現が1番しっくり来る気がします。
大作娯楽映画とは違い観客に合わせる作品では無く、鑑賞して合わない観客が行けないのか?と思わせる程に作家性をぶつけてくる監督さんだと思います。
かくいう今回のミッドサマー、個人的にはあまりハマらなかったのですが、決してツマラナイという評価にはならなかったのです。何故ならこの監督の作家性としてのテーマは変わらず描いているわけで。あくまでテーマを伝える為の表現が僕に合わなかっただけで、
自分が合わないという理由だけで作品自体を貶す事はしたくないのです。
劇場で見終わったお客さんの話しに聞き耳を立てると、この監督を知らない人ほど、思っていたのと違う。ホラーなのこれ?等、作品に対する不満というより。予告や広告の打ち出しかたに疑問があったように見受けられました。
勿論映画会社も「会社」ですから、作品を観に来てもらって初めて「お金」になる訳で。見てもらう為には興味を引かなきゃいけないのは分かるのですが、この作品、元々マスに向ける内容というより映画好きでさえ全員が褒めるタイプの作品では無いと思うので、(むしろ考察など見終わってから話し合うと盛り上がるタイプの作品)尚更それを普段映画見ない層に届けようとするのに無理があった気が……。
多分映画会社もそれを分かっていながらも見てもらう為に「アリ・アスター」作品ではなく一般の方にも分かりやすく「ホラー」というジャンルにはめ込んだ気がしてならないのです。
まぁ、こんなエラそうな事書いてる僕も
作品のメッセージ全てを理解出来る訳もなく。
ただ、人が丹精込めて作った作品を見る時は
見る側もしっかり見ないといけないなと襟を正された次第。
いいね。の為だけに撮った写真。
興味もないのに周りに合わせる為に聴く音楽。
面白くもないのにただ暇潰しにやるゲーム。
全く理解出来ないのに賢くみせる為だけの書物。
自分の作品を読んで貰うために読んでもいないのにスキを押しまくるnoteクリエイターなどに愛を込めて中指を。
時間は有限です、自分がホントに心踊るモノに
時間を費やそうZE!
そんなこんなで
気付いたら毒付いてしまいましたが、
最後まで読んで頂きありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?