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中延商店街「スキップロード」に芸術が上陸してきた

われらの人生の師、96歳になった周藤佐夫郎さんの生命力あふれる絵画は、私たちに勇気と生命エネルギーを注ぎこんでくれます。忙しい毎日、しかしこの日、スキップロードの「ふれあい広場」を訪れて、周藤佐夫郎さんと、これまた生命力あふれる高尾五郎さんの絵画と遭遇してください。「草の葉クラブ」は、新しい地平を切り拓くためにこの芸術展を、これから毎月第四土曜日に開催します。芸術とは私たちの人生を豊かにする魂のパンです。

        7月25日 土曜日
10時から5時
中延商店街・スキップロード「ふれあい広場」

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交通アクセス
JR大井町駅で東急大井町線に乗り換え中延駅下車
JR五反田駅で東急池上線に乗り換え荏原中延駅下車
中延商店街スキップロードはいずれの駅からも徒歩二分。
「ふれあい広場」はスキップロードの中ほどにあります。

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芸術家と共存する街づくりを
小さな一歩だが、世界を転覆させるための一歩を、より鮮明にイメージしてもらうために、写真を植え込んだ。世田谷の「ボロ市」である。この市の歴史はさかのぼること四百年前、安土桃山時代に端を発したらしい。衣類や草鞋のつぎはぎに古着が売買されたからボロ市と呼ばれたようだが、いまでは骨董品からさまざまな雑貨品まで展示販売されている。毎年一月と十二月の十五日、十六日には、七百店ちかい露店が道路に立ち並び、掘り出し物を求めて連日二十万の人々が訪れる一大イベントだ。

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次の写真は「高円寺阿波踊り」である。これは五十年前、高円寺商店街に青年部が結成され、沈滞する商店街を盛り上げようと「高円寺ばか踊り」が誕生した。しかし「ばか踊り」の人気はさっぱりで、何度も存亡の危機に見舞われるが、しかし高円寺商店街は挫けなかった。本場の「阿波踊り」を本格的に学習して、その名も「高円寺阿波踊り」と変えて再出発させると、なんと毎年八月の最終の土曜日曜に開催されるこのイベントに百万人もの人々がやってくるようになった。

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ヨーロッパに飛んで、パリのモンマルトンの丘だ。その丘に芸術の都パリを象徴する広場がある。一人畳二畳ほどのスペースが与えられ、常時百四十人ほどの画家たちが画架を立て、彼らの描いた大小の絵が展示され販売している。画家たちは全世界から訪れる観光客たちのポートレイトを描いたりして、生計を立てている。その広場は画家たちの聖地でもある。その聖地から未来のロートレックが、モディリアーニが、ブラックが、ピカソが、ゴッホが生まれていくのだ。

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そして四点目は品川区の中延商店街「スキップロード」である。三百四十メールほどのアーケードをもつちょっとした規模の商店街である。この商店街の一角に「ふれあい広場」がある。「草の葉ギャラリー」は毎月第四土曜日にこの商店街にのりだすことにした。やがてこの商店街に「絵画市」が生まれていくかもしれない。

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その通りを行きかう人は絵などにまったく関心がなく、路上に立てかけた私たちの絵の前をちらりと一瞥するだけで通り過ぎていくだろう。私たちの絵など売れるわけがない。しかし私たちの絵画の出店は社会に静かな波紋を引き起こすだろう。日本には数十万の画家たちがいる。この数十万の画家たちがたった二人の画家たちが起こしたムーブメントに衝撃に受けるはずだ。なぜ衝撃を受けるのか。それは画家が画家として生きる権利を獲得する戦いが品川の一角で生起したからである。

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