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エッセイ

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新しい文芸の波を生起させんと。
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記事一覧

《スキ》が飛んでこず《note》から撤退していくあなたへの手紙

《note》に上陸したころ、ちょっとむきになって《スキ》なるものを追撃していった記事を打ち込…

ウオールデン
3週間前
21

ウオールデンはインチキサイトです

小野信也さんへの手紙 私が他者のサイトにクリックするのは、あなたのサイトぐらいで、その…

ウオールデン
3週間前
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地平を切り拓いていく人々

 いわゆるアイドルという種族は、この世界で千金を稼ぎ出そうとする芸能プロダクションや、映…

ウオールデン
4か月前
46

笑顔あふれる伝統の「歌回し」

伝統の「歌回し」四年ぶりに復活   野城千穂 伝統の「歌回し」が、全国大会で4年ぶりに復…

ウオールデン
4か月前
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合唱は、声を、人間を、体感するためにある

命あふれる声に 人間を体感   吉田純子  合唱の世界でも、新たな調和の模索が始まった…

ウオールデン
4か月前
49

国境を超えた普遍の祈り、聖なる響き

他者を思う心育てる芸術の本懐  吉田純子  3校が初出場。札幌市立札苗北の島唄が清冽だ…

ウオールデン
4か月前
53

永遠の問いが、未来につながれた

未来へ次々と拓かれる独自の世界  吉田純子 もはや、競い合いではない。吹奏楽の表現そのものを未来へと導くオリジナルの音響世界が、高校生たちの手で次々に拓かれた。  幕開け早々、東海大高輪台に壮大な叙事詩の世界へと連れ去られた。キリスト教の聖人伝説に想を得た作品が会場を一瞬にして煌々たる幻想の伽藍に変えた。初出場の明桜はギリシャ神話を礎にした楽曲のトリッキーな音遣いを完全に手中に。遠軽の「ジャングル」は夜明けの空気から陽光のまぶしさ、獣や土の香りに至るまでを聴く者の五感に

突然の砲撃や人々の平和の祈りが

深い内省へと導く、名演の応酬  吉田純子  他者の苦しみを己のものとする共生の感覚…

ウオールデン
4か月前
53

永遠の少年に捧ぐ 根岸尚徳

 周藤さんの作品を初めて拝見した時、何と素朴に済んだ絵画世界か!と感嘆したことを覚えてい…

ウオールデン
5か月前
55

私の画歴  周藤佐夫郎

周藤佐夫朗さんが亡くなった。百歳だった。『80歳から起こすがルネサンス』を体現した私たちの…

ウオールデン
5か月前
52

周藤佐夫郎讃歌

我らの人生の師、周藤佐夫郎さんが亡くなった。百歳だった。一世紀を見事に生きた人生だった。…

ウオールデン
5か月前
51

私たちは本当のゴッホを知っているのだろうか

ゴッホ 最期の手紙──ぼくはたぶん人からこう見られているのだろう。つまらないもの、実態の…

ウオールデン
8か月前
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日本の宝を失いました

 水俣病の実相を描いた小説「苦海浄土」で知られ、二月に九十歳で亡くなった作家、石牟礼道子…

ウオールデン
8か月前
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廃校が世界を変えていく

廃校に地域力がはじけるとき  5  竹内敏  8  グラウンドに突如森ができた  「ポレポレECOまつり」は、はじめから江戸をテーマにしていたわけではありません。年間の児童館事業コンセプトとしては、開館当初から「自然体験」というものにこだわってきました。  開館した2004年度だけでも行事、クラブ活動、日常活動のなかには、「平和の森公園」探検、葉っぱの葉脈写し、木肌写し、藍染め、木の実拾い、環境カウンセラーの「めだかの学校」、サケの孵化と放流、ハゼ釣り、虫探し、冬探