久々に内心ずっこけたお話

とある説明会で、『なんでこんなに自信満々なんだろう?』と内心盛大にズッコケてツッコミいれたくなった忘備録。
(自分の主観で若干盛っていますが、頭の中でこう解釈してしまった次第)

おそらく課長級かと思われましたので
【A課長】と銘打ちます。


〈お題〉
市民に、環境保護活動に関心を寄せてもらうにはどのようなアプローチが必要か?
目標値は【5年で全市民の70%】

A課長
『私たちはこのプロジェクトを通じて、市民の7割に影響を与えることが可能と考えております。』

聞く側
「どのようなプロジェクトでしょうか?」

A課長
『トレイルラン※を毎年開催して、森林に興味を持ってもらうというプロジェクトです』

※トレイルラン:自然の中で舗装されていない道を走ること。
私が住んでいる地域には、国定公園の指定を受けた連峰があります。

「それは興味深いですね。参加対象者や人数の規模は如何程でしょうか?」

『季節のこともありますので、毎年1回の30人程度。
  対象者は小学生ですが、徐々に対象者を市内小学生だけでなく市外にも拡げることで広く周知が可能と考えております。』

「はぁ…………(困惑)」

『舗装された道路ではなく、適度に人が通れる程度の自然のままの路を走る。
この活動に参加した子供たちによって市民の関心が増えるものと確信しております!』

「他にはどのような活動をお考えでしょうか。」

『それはこれから考えていこうと思っております』

「つまりいまのところの目玉は、
その『トレイルラン』だけということでしょうか?
その人数規模で全市民の7割の環境保全活動の啓発に繋がるとお考えなのでしょうか?」
「参加者の大半は『楽しかった』という満足感のみで、
参加して終わりという風景しか浮かばないのですが
そうは思われないのでしょうか?」

『ありのままの自然に触れることで、
自然の魅力や環境保全についての啓発が可能だと考えております。』

「・・・・・・・・・・・・・・」


終始、自信満々な態度で説明していたので
内心かなりズッコケました。(・д・。)

うん。とりま肯定的に試算考えてみる。
小学生30人の参加なら
両親に魅力を説明したとして、+60人
兄弟姉妹が平均一人として、+30人
これらの人達(120人)が身近な友人に魅力を伝え、
一人あたり10人に魅力を伝えきって影響を与えられたと仮定して、120+1200人見込めたと解釈してみる。
そしてその人達が更に輪を拡げてくれる。

(そんな都合のいい話があるわけねーだろ という第一印象はひとまず置いて、『上手くいけば』という超超超肯定的に単純試算)

年1回なので、5年かけて6000~1万人には届くとイイネ。

ナメクサッテル??

そんな『絵に描いた餅』、中学生でも笑うわぁ!!
(ノ`Д´)ノ彡┻━┻

バタフライ効果でも狙ってんのかい!

山岳スポーツを通じて自然の大切さが身につく?
そして周りに良い影響を確実に与えられる?
それで環境保全意識が芽生えるなら、
山林キャンプ場は今頃自然保護活動の中心地区になっとるわ!
真摯にビオトープ活動してる人達は、インフルエンサーとして〇万人からの熱烈な支持を受けられとるわ!
(私個人の感想です)

直接意見を差し挟める立場になかったこともあって聞き専に徹していましたが、マジ叫びたくなりました。
ソノアマサ叩キ切ッテクレルワ!!☆\(●´皿`)ヒュン(●´皿`)/

まぁ、お仕事ということで説明係を引き受けただけなのかもしれませんが……
(その胆力は認めたい)

〈傍から聞いてて〉
個人的な見立てとしては
参加者のうち1割(3人)くらいが山林保護に興味持ってくれたらいいほうかな~
と見込みます。

久々に内心ズッコケたお話でした。

-了-

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