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マンスリーから実家に通う ㊹アラ汁

親子丼が作れる材料を揃えて、実家に行った。日によってお惣菜が買ってあったり食べたいものが決まっていたりするので、そんな時はもちろんそちらを優先する。今日は特に希望がないようで、台所にいた母が「何もないから、(レトルト)カレーにしようか」と言った。

「親子丼の材料買ってきた」
「あらそう、じゃお願い」

作り始めたところで、父がいつも一回分だけ残している味噌汁鍋が、空なのに気づいた。でも深く考えないで食卓の用意をし、後片付けを終えて、いつも通り冷蔵庫の中を確認したら、野菜室に鮭のアラを見つけた。あー、なるほど。

3、4日前にも、父が鮭のアラを買って来たのでアラ汁を作った。それが美味しかったのか物足りなかったのか、また食べたくて買ってきたらしい。それでお味噌汁はお昼で食べきったのだろう。でも母はそんなに続けて要らないから、私に「何もない」と言った。父は出てきたのが親子丼だったので、黙ってそれを食べた。

「冷蔵庫にアラ発見」と言ったら、父が「明日の朝作る」という。うわー、ちょっとハードル高そう。野菜を切ってポリ袋に入れ、お鍋にコンブとかつおぶしをセットして、魚は沸騰してから入れるように伝えて帰ってきた。湯通しまでは望めない。明日はどんなものが出来ているか、量が多いだけにちょっとコワい。


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