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札幌で家を売る② 下準備

 
【2】ウエブサイトから情報収集しながら下準備

家を売るにあたっての手順、必要なものや注意するべきことの情報収集を始めました。本屋さんでも数冊見てみましたが、ネット検索が有効でした。不動産屋さんの査定は、1か所で決めたりしないようにと、複数の経験者が語っています。確かに、引っ越し屋さんの見積もりも、3軒くらいが鉄則と聞きます。早速ウエブ情報から、3軒の不動産屋さんをピックアップしました。

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建てたときのハウスメーカーは、敢えて外しました。わが家に関するすべての情報を持っているので、正確に判断してくれそうですが、断りにくくなるのではと思ったためです。わざわざ足を運んで試算してもらいながら、「ご苦労!でもお宅には頼まない」とは言いにくい。せめて初対面の方が、まだ断りやすいと思った小市民。

夫と相談し、早速それぞれに見積もりを依頼しました。どこも感じよく、すぐに来ると言います。土日の午前と午後に分けて、予定を組みました。

【3】リフォームして、付加価値をつける手も

1軒目のA社からは、40歳前後の男性が1人で来ました。玄関で迎えると
「少し外を見せてもらっても良いですか」
と言って壁伝いにひと回りしてから入ってきました。内装や床、設備機器などを図面と確認しながら
「状態も綺麗だし、良い物件ですねえ」
とニコニコして言います。
家族構成や住環境、売却に至った経緯などひと通りの会話の後
「いくらくらいを希望していますか?」
と訊かれました。

プロの目にはどのくらいに映っているんだろう。あまりズレた答えだと笑われそう。。。

互いにハラを探るようなしばらくの沈黙の後、多分同じことを考えていた夫に代わり
「3000万くらいには・・・」
と切り出してみたら
「そうですね。でも10年過ぎたら給湯器なども換え時ですし、キッチンも汚れてくるので、場合によってはリフォームしてから売りに出した方が良いかもしれません」
とのこと。

A社が、リフォームもやっていることは知っていました。でもそこまで考えていなかったので、返事をためらっていると
「または買い手がリフォームすることを想定して、価格を低めに抑えるとか。交渉の余地を残して3000万からというのも手ですね」。
つまり、3000万はちょっと高い、という印象だったようです。男性が帰った後、急にわが家が「商品」になった寂しさを覚えました。

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