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手抜き介護 ㊳横たわるモノ

汚い話です。苦手な人はスルーしてください。

朝実家に行くと、母が「トイレが流れない」という。「大きな便が出て、流れない」と。父がバケツに台所の水を汲んで、トイレと往復していた。便器には超ご立派なブツが、排水の口を抑えてどっしり横たわっている。言っちゃなんだけど、直径四㎝、長さは二十数㎝というところか。とても便秘がちの人のなせる技とは思えない。

数日出ていなくて、昨夜薬を飲んだらしい。製薬会社の方、効き目はバッチリですよ。タンクの水流では圧が足りなくて、トイレットペーパーも流れずに残っていた。父のバケツで紙だけは流れたが、マルの上にはみ出して横たわる棒が、水で流れるわけがない。

割り箸を使って、崩しながら流すことにする。人のうん〇を、お箸で切り崩す日が来るとは。トイレの排水口って、よく見たら結構小さい。分割して押しやると、ヤツもようやく動き出した。コトを済ませて「流れたよ」と言ったら、「ありがとう。今度はスッポンを買っておくわ」との返事。スッポンは管の中のつまりを解消するもので、今日の件には使えないよ。

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