光は混ぜると白くなる 色は混ぜると黒くなる

 何事にもバランスが大切だ。私は猪突猛進という言葉がぴったりとあてはまるような性格なので、昔からよく周りの大人たちからそう注意をされてきた。ふと、その忠告を思い出した。そこで、最近文学ばかり読んでいるので、積み本から科学分野の本を抜いてみることとした。
 それは物理学の本だった。購入したときの私の心境に関しては今はもう思い出せなかったが、これがなかなか面白い。
 数章ほど読んだところで、ふと引っかかるフレーズがあった。

 光はよく虹の七色で表されますが、正確には7色だけでなくもっと多くの色彩を含んでいます。そしてその様々な色をすべて合体させると、その光は白い光に見えます」(さくら剛『感じる科学』幻冬舎、H29.8.5

 物理の知識に関しては、高校の物理Ⅰをかじった程度でしかないので、確かであるとは云えないのだが、おそらくこれは波長の違う光を合わせると白になるということなのでろうか……(物理に詳しい方、間違っていたら指摘してください)。とにかくそれは1度置いておいて、私が気になったのは、光は混ぜると白くなるという部分である。
 あれ……??色は混ぜると黒くなるのに、どうして光は白くなるのだろうと思った。
 残念ながら、この本には、その理由が書いてなかったので、現代っ子の私は、頼りになるGoogleで検索をしてみることにした。幸いなことに、このことについて詳しく書かれた記事があった。
 この記事によるとこういうことらしい。

①色をまぜるということ→それぞれの反射する色を足して2で割っていく

②光を混ぜるということ→ただひたすら強くなる。

そもそも光の三原色と色の三原色は違うらしい。知らなかった!!でも、たしかに、暗い部屋に置かれたパソコンは、ただただ明るいし、そういうことなのだろう。
少し賢くなった気がした。

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