ライザのアトリエ~常闇の女王と秘密の隠れ家~クリア後感想

ライザのアトリエ 常闇の女王と秘密の隠れ家クリアしました。

いやー面白かった!
トータルプレイ時間は35時間ぐらい。PTメンバーはリラ/クラウディア/レントで平均47~8ぐらいかな。

最初はキャラのビジュアルと、BGMを幾つか聞いて「良い」となったのでプレイを決めたんですが、プレイしてると正直ライザの太ももとかはどうでも良くなってくる面白さでした。
アトリエシリーズは今まで未プレイでしたが、そんな自分でも感覚で出来るゲームだったので、初心者にも遊びやすいゲームだと思います。

※※※ネタバレを含むので未プレイの方はご注意ください※※※

◆BGM
まず何といってもBGMが良い!
最初の敵が出て来るフィールド「小妖精の森」のBGMを聴いた時に

はあ…….? 好き」って感想が思わず出てしまった。

ゲームにおける音楽って、繰り返す戦闘とか探索でマンネリ化&疲れてくるプレイヤーの疲労を解消する部分も担っていると思っているので、
今回長く遊べたのも全体的にBGMが魅力的だったのは大きいからだろうなあと思ったりします。

ちなみに個人的に好きなBGM(これ以外にも良いのはたくさん)
・Ash Climbing/火山ヴァイスベルク
・棚を挟んではにかんで/商店
・小妖精の森/小妖精の森
・かつての夢の集まる場/隠された入江
・巨木と結晶の楼/ピオニール聖塔
・動き出す夏/イベントBGM

◆錬金システム
あとはやっぱりゲームのタイトルにもなっている、外せない錬金システム。
従来のアトリエと違って、錬金する目的はちょっと違うらしいです(過去作は売って金策したりする?)。
これが理解するほど面白いシステムで、個人的にはとても楽しめました。
仲間に合わせて武器防具アクセサリ作ったり、回復アイテム作ったり。
今作だとドラクエで言うベホマラーとかザオリク、ギガデインみたいな魔法が無いので、それを錬金で作ったアイテムで補う、っていう流れ。
あとはキャラクターのイメージに合わせて

この子は風魔法使いそう!」とか

このキャラは行動早いから回復アイテム持たせよう!」とか

こんな感じでキャラをカスタマイズ出来るので、自由度高くて良いですね。
強いアイテムを作ったとしてもキャラごとの「器用さ」のステータスで装備可/不可が決まっているので、そこもバランスが取れてる。
(個人的にMVPアイテムは癒しの薬玉とネクタル。この辺充実してくると戦闘の立て直しが楽しい)

で、錬金が楽しいとそれを作るための素材集め=戦闘にも目的が出てくるので、この辺りも戦闘があまり苦にならなかった所かな~と思います。

あと書いてて思いましたが、

錬金出来るアイテムの種類がとんでもねえ!

作っても作っても新しいアイテムが出てくる。
これ素材+錬金アイテム+どうやって錬金するかのルートとか、作ってる人たち何人か死んでるんじゃないかと思うレベルですごい。

◆戦闘システム
戦闘システムもよく出来ていて、

・APを10消費することですぐに行動出来るクイックアクション、
・タクティクスレベルが1~5段階で上がる度に、追加効果が変わる技や魔法
・TLを全消費で使えるフェイタルドライブ(あまり使う機会無かったですが、見た目派手で好き)
・ブレイクゲージを削りきって相手の必殺技をキャンセルさせる

など、出来ることが増えてきて理解度深まると戦闘楽しい。
個人的にはTLを2に上げてすぐレントのブラッドスラスト(相手の攻撃低下)、その後はクラウディアのセイクリッドコードで防御下げたりなんやかんやしながら、リラの火力でごり押すみたいな流れがプレイ中はお約束みたいになってました。

アイテムの消費CCを回復するコンバートが、最初は慣れないシステムだったけど、後半になると「うおおお急げ急げコンバートコンバート」って感じで面白かったです 笑

◆キャラクター
個人的には白牙族のリラがぶっ刺さっていて、
あのビジュアルに白髪であのクールな感じがめっちゃ好き。
あとイベント時に優しく微笑んでるあのモデリングというか顔の作りがとても良い。というか、

ボオス仲間になれよボオス~! うちに来いよ! 拳かなにかで戦うキャラと思ってたよ!

どのキャラも表情豊かで、「こんなにモデリングって進化してるんだなぁ」って思っちゃいました。

◆シナリオ
シナリオに関しても、実はなんでもない島の生活が錬金術で作られた人工島だったり、島の水源が異界から奪った物だったり、予想外な展開で楽しめました。
ちなみにアンペルさんはずっとラスボスだと思ってた。配色的にしっくり来るし。もしくは女王のあの鎧の中からキロさん出てくるまで想像した。

あとラスボス戦前に結構装備品やアイテムを錬金で作って挑んだんですが、
なんなら1回は全滅したし、2回目もそれなりに接戦で、
戦いながらこのゲームのプレイ全体でやってきた、錬金術の答え合わせをしている感じで楽しかったです。

で、勿論倒してない隠しボスとか未取得のアイテムとか色々あるんですが、
シナリオクリアだけでいうと35時間ぐらいだったのが非常に収まりが良くて好き。
エンディングまでのこのイベントの流れとかも心地よくて、あーいいゲームだなぁって思いながらやってました。
(でも最後に竜眼を持ってこいっていうのは許さんというのと、妖精の靴の強化しないとジャンプしたり飛べないのは欠点)

◆フィールド
あと今回何気に衝撃だったのが、フィールドに謎解きが一切無かったこと。
中盤ぐらいまで進めた時にふと違和感があって、それが確信に変わった時、

レバー引いたりブロック押したりしないの!?いいの!?

ってなってました。(中々そこまで割り切ったゲーム珍しいよね)
案外そういうステージギミックって、よっぽど面白くない限り不要なのかもしれない......

あとファストトラベル(マップ移動)が非常に便利。場所を問わず、例えば「火山の2番目のフィールド」とかにビュンと移動出来る。
まぁ特に移動出来る理由とかは無いんだけど(ワープ装置があるとか)、プレイヤー的にめちゃくちゃ便利なので全ゲーム採用してほしさある。

あとフィールドの作りこみとかもすごく綺麗で好き。
隠された入江の崩れた石の建築物とか、ピオニール聖塔の水晶の埋まった塔とか、
あと異界に行くための門の禍々しい感じとかも大好き。
当たり前だけど、こういうプレイヤーが世界観に没入できるように、色んなところに工夫されてるのすごいよね。

◆まとめ
個人的にめちゃ面白いゲームでした。
改めて考えても欠点らしい欠点が見つからなかったです。(エンディングで必要な錬金に竜眼とかいう無茶な要求されて、1時間ぐらい溶けたことぐらいかな
あとゲームの進行度ごとにメニュー画面とかタイトル画面のグラフィックが変わるのが粋!特にエンディング前の、みんなが前に向かって歩いていく絵はすごい好きでした。
面白いゲームをありがとう!いつかアトリエ2もやるよ!

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