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山笑う

利休梅がほころんできました。
花が咲くと、一口に言えば早いのですが
日本語には様々な表現があり
咲きそうな時や、咲いたときの喜びを感じとれます。

桜が散る
雪柳が吹雪く
椿が落ちる
萩がこぼれる

など
たくさんの言葉がありますが
わたしの生け花の師匠は

“散る”
“落ちる”

は、使いませんでした。

花は満開のものを生けるのではなく
未来を感じるものを生ける、と
よくおっしゃっていましたから
“散る”などは終わりを感じて
使われなかったのだと思います。

他には
ほろろ散る
舞う
おどる
誇る

などなど。
こんなにたくさんの“咲く“があるのは
みなさん、花が好きで感動するからでしょうね。
わたしもこうやって、noteに書いてしまっています。

おわり

山で花や樹木を植えて育てながら、皆さまに花のある暮らしの提案をいたします