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必要な喧嘩

人間不信を拗らせると、本当に信じてくれている人、自分を大切にしてくれる人までを傷つけてしまう。

人を失うのが怖いとか言っておきながら、自ら失う方向に走っていってるこの矛盾ってなんなんだろうって思った。

ずっとモヤモヤしていて、一人じゃ解決が出来ないと判断し、公認心理師のカウンセラーさんにも相談をしてみた。

そこでいくつか気づきを得た。

まず私の「大切な人に裏切られるのが怖い」「大切な人がいなくなるのが怖い」って強迫観念は「父親」が原点なのではないかと言われた。

お父さんのこと、大好きだったんでしょう。
娘に大好きと思われるくらい、お父さんも良い父親だったんでしょう。
お父さんのこと大好きだったから、自分が父親に対して期待値を大きく持ってしまった。
しかし、大好きだったお父さんが亡くなり、頼るべきもの自分を愛してくれる人がいなくなってしまった。

でも、お父さんはお父さんの人生で草さんの人生ではないんです。お父さんが生きるか、死ぬかをお父さん自身が色々考えた上で決断をしたわけで、娘をないがしろにしたわけではないです。でなきゃ草さんだけに遺書とか書きますかね?

って言われて、冷静になってみれば、私は父親というものに何か理想が高くなってしまっていたように思うし、たった1つの自殺という決断で今まで私にしてくれたことを全てチャラにするのは違うかもしれない。

親は神様じゃない、人間だから。

あと今までのお付き合いした男性に無意識に「父親」を重ねていませんか?って言われて、本当にそうかもしれないと思った。

私は以前、付き合う人は年上ばかりで、同世代は無理。包容力がないし、落ち着かないと言っていた。

同世代の男が駄目なんじゃなくて、無意識に父親みたいな存在を求めていたのではないですか?って言われて、ハッとしてしまった。

確かに年上の彼氏にはしっかり自立したところは見せていたもの、「偉いね」「頑張ってるね」って言われたら喜んでいたり、褒められるように振る舞っていたところがある。まるで甘え方が娘が父親に甘えるような感覚で甘えていたような気もする。
逆に子ども扱いすると「バカにするなよ」って激昂していたあたりも、今までの彼氏に父親を重ねていたのかもしれない。
あと年齢が上の人にも関わらず、かなりはっきりした物言いをしていた。
今の夫も年上だしな‥しかも歳の割に更に大人びてる。

まずは今自分が好きな人は、父親とは違うって意識をするところからはじめてみましょうって言われて、そもそも自分で投影していた事自体が無意識の感覚だったので、色々戸惑いはあるもののやってみようと思う。

あと自信を持つように言われた。
不安や誰かを疑うのは自分に自信が持てていないからだよと。
確かに自分に自信がないのは常日頃悩んでいる課題でもあるんだよね。草さんが浮気をされたときにお前のここがだめだからって責められたって言ってましたけど、浮気する側に責める権利はないですよね?草さんは人から受けたゴミみたいな言葉も全部受け止め過ぎなんです。全力なんです。
それじゃ疲れませんか?
って言われて、本当にこれは仲良い人からの言葉であるほど全部直球に刺さってしまう。
もっと肩の力をおろして良いのかも。

色々、今日は公認心理師さんに話を聞いてもらって新たな気付きや課題も見つかり良かった。

嬉しかったのは「必要な喧嘩」だったかもね。
って言葉だった。
確かに夫氏にとっては迷惑だったかもしれないけど、この喧嘩がなきゃ自分の事を見直せてないもんな。