いつくしみ深き オーケストレーション
昨日オルガン版を解説した曲ですが、四苦八苦して後半のオーケストラの譜面を作ったのでご紹介します。Dorico Elementsは12パートまでしか対応していないなんて知らなかったんだよ…それにしても12パート越えのMIDIデータをインポートすると問答無用で落ちるとか酷くないか?
Dorico Proを買うお金もFinaleやNotionを使いこなす能力も無いので、無理やり12パートにまとめてあります。ちなみにAvidが嫌いなのでSibeliusは持っていません。あと解説用なので実音表記です。
どうでもいいけど、MIDIデータを読み込ませて適当な譜面を作るにはDoricoはなかなか優れているようです。もちろん、実演してほしいならこんな適当ではダメです。
編成
オーケストラの譜面を見慣れている方であれば、まず木管がやけに少ないことに気付くと思います。Recとあるパートはリコーダーです。ここは普通のオーケストラではクラリネットになるでしょう。これは、クラリネットやファゴットは音色がオルガンと被るため、オルガンを残すのであればあまり使いどころがないからです。
何気にユーフォニアムを要求するという、ひどい構成になっています。これも普通のオーケストラではファゴットが担当するパートになるでしょう。今回は低音木管が無い分金管を増やしたというのと、音源を持っているから使ってみたいという理由です。打ち込みならギャラは発生しないので良いのです。ちなみに某吹奏楽アニメの影響ではありません。
弦五部は普通にいますが、第一バイオリンの出番がほとんどありません。これはこの先を作ろうとしていて、ストリングスはそこに取ってあるからです。
今回もこちらで解説した5つのパターンのどれかに当てはまるように作っています。次回以降解説しますので、まずは骨格を作っているのはどのパートでどのパターンに当てはまるかを考えてみてください。
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