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今年も京都芸術大学にて箔のお話をしました。

こんにちは。クルツジャパンのタナカです。
今年も京都芸術大学にて、プロダクトデザイン学科の学生さんたちに箔のお話をさせていただく機会を頂きました。齊藤先生、ありがとうございます!
昨年は、実施タイミングが師走の真っ只中だったこともあり、フォローアップに準備していた『箔押し体験』への参加希望に沿えない状況などもあり心残りでした。今年は少しスケジュールに余裕を持ってできたので、興味のある学生さんには、ぜひ箔押し体験参加いただき、最終課題にも活かしていただければと思います。

ロール状のホットスタンプ箔サンプルを見ながら、転写箔の仕組みについて理解を深めました

できるだけ、いろんなものを見て👀手に触れて✋もらえるよう、サンプル類をたくさん準備していきました。

そのうちのひとつがホットスタンプ見本です。
2023年の干支は兎🐇

齊藤先生が2パターンのデザインをご準備くださいました。
学生さんたちへのステキなメッセージも込められています💛

スノーブルにゴールド232色 (LUXOR® MTS 232)で押してみました。
箔版はこんな感じ

箔版作成をお願いしたSakae Plusさんから事前にお電話📞で、「特にウサギちゃんが飛び出している箱の蓋の取っ手部分、潰れてしまうかも~」とご指摘がありましたが、あえてそのままに。

はい。案の定、詰まりました(笑)
これはこれで、紙の表面によっては細い抜き文字(線)の表現は難しい、といういい見本になります。

また、質問タイムでも鋭い質問が飛び出しました。とてもしっかり聞いてくれ、興味を持ってくれたんだなぁ、と感動(号泣)

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Q. ホログラム箔はどういう仕組みでどうやってできているのですか?
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A. 転写箔の構造の中に『エンボス層』と呼ばれる凸凹層があり、光の入り方によって蒸着層で光が乱反射し見え方が変化する仕組みです。クルツにはホログラムデザイナーがいて、特殊な見え方をするホログラム箔をデザインしています。
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クルツホログラム箔のデザイン見本。角度によって七色に輝いたり見え方が変わります。


講義終了後、たくさんの感想を頂きました😊クルツの環境への取り組みについてもとても興味を持ってくれたことがアンケート結果からも分かりました。

講義では、一般的によく知られているホットスタンプのことだけでなく、まだあまり馴染みのないデジタル箔転写についてもお話したところ、やっぱりデジタル世代!「面白そう、やってみたい」と感じてもらえたようです。

今後、学生さんたちとデジタル箔転写でサンプル作りに取り組んでいきます。とっても楽しみです☆彡(またブログで紹介しますね)

デザインを志す若きクリエイターの学生さんたちにお話ができたこと、とてもいい刺激になりました。
普段私自身は営業として、自社の製品やソリューションについて自分では理解しているつもりでも、相手に分かるように伝えるのはとても難しいので、『#私の学び直し』にもなりました。今後もこのような機会を広げていきたいと思います。
京都芸術大学プロダクトデザイン学科のみなさま、貴重なお時間をありがとうございました!


~最後におまけ。~
ちょうど、前週にドイツへ研修に行っていたので、講義の合間にお土産のチョコでみんなにひと息ついてもらいました~🍫

ドイツ・ハイデルベルグ旧市街。ただの路地ですが、絵になります📷


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