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京都芸術大学にて箔のお話をしました。

こんにちは。クルツジャパンのタナカです。先月、京都芸術大学プロダクトデザイン学科の学生さんたちに箔のお話をしてきました。最終課題に取り組んでいるとっても忙しい最中とのことでしたが、みなさん興味を持って聞いてくれたのがとても印象的でした。

そもそもこのお話自体は、Kakan Design 代表のグラフィックデザイナーで、京都芸術大学で講師をされている齊藤桃子さんより頂きました。齊藤さんとは、JPDA(日本パッケージデザイン協会)西日本の集まりでお会いしたのがきっかけで、その後もデザインのことをヒアリングさせてもらったり、当社で箔押し体験をしていただいたりと、つながりがあったこともありお声がけ頂きました。齊藤さんありがとうございます😊

学生さんへのお話ということもあり、箔押しの中でもホットスタンプに焦点を絞り、できるだけ実物を目で見て触ってもらえるように工夫しました。

表現応用IIIの齊藤先生にデザイン頂いた今年の干支の年賀状箔押しデザインサンプル
箔版は大阪のSakae Plusさんで作っていただきました。

ホットスタンピング(熱転写)とは、ホットスタンプ箔を専用の機械(箔押し機)を使って、熱した箔版の文字や絵柄を圧力をかけて紙などへ転写する方法のことです。

参考動画:プラスチック成型品へのホットスタンプ
お話したスライドの一部

ホットスタンプ箔の実物も配ってみたところ、さすがはプロダクト学科の学生さん。たまたま(⁉)持っていたヘアアイロンで紙に転写を試されていました。ヘアアイロンでは『圧力』が足りないのでキレイな転写はできませんでしたが、原理は『熱』と『圧力』を加えて転写させるので、すぐに実践されていたのがGood👍

最後にアンケートに記入してもらいました。
代表的なものをご紹介します。
Q. 今日学んだことは?
A. こんなものまで⁉という箔押しの商品があり、一層箔押しの品に興味がわいた。
A. 箔ってそもそも金や銀の印象しかなかったので、透明のものがあるのは驚きでした。
A. 箔の層が、何層にもなっていることと、ゴールドではなく黄色だったこと。

あと、他にどんなことに興味があって話を聞いてみたいか?との質問には
・印刷
・エンボス加工
・パッケージデザインのラフ案の書き方
・配色、フォント・書体
・デザイナーの話
・アップサイクルなど、サステナブルな取り組みをしているパッケージ事例
などでした。

このような機会をいただけて、とても光栄です。ありがとうございました。
京都芸術大学のKUA BLOGでもご紹介いただいています。

そして何と、最終課題のパッケージに箔押ししてみたい!と、学生のTさんがクルツのラボに来てくれました。

箔押ししたい場所にキチンと合うように調整中
いろんな色で試し押し

齊藤先生から、無事に最終作品のプレゼン会も終わったとの報告と合わせてどんな作品だったのかの写真もシェアいただきました。箔押し体験の時に、Tさんから作品について「漂白した葉っぱで空洞の球体を作り、その中にライトを入れたランプ」と聞いてはいたものの、正直どんな作品なのか想像がついていませんでした。
こんなステキな作品で💛、そしてパッケージに施した上品な箔押し!

Tさん、作品制作お疲れ様でした😊これからのご活躍を期待しています!

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