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はじめてのネコ育児

あの日、1本の電話から全てが始まりました。

職場の先輩からの電話。「ネコ、好きだったよね?実は、へその緒がついたまま道路に置き去りにされたネコを拾った人がいるんだけど、娘さんがアレルギーで飼えなくて、困ってるんだけど...あなた飼わない?」

お休みで、出かけた先での突然の選択肢でしたが、あれよあれよと言う間に、目が開いたばかりの赤ちゃんネコが我が家の家族となりました。

ネットで育児方法をかき集め、必要なものを揃えて迎えた、小さな毛玉。ぱちくりの大きな瞳、柔らかで小さな体。サイレンみたいな鳴き声でミルクを催促し、げっぷして、排泄して、箱の中でぬいぐるみ(アナ雪のオラフ)の鼻をかじったり、いつの間にかスヤスヤ眠っていたり。

仕事しながらの育児はとてつもなく大変だったけど、それ以上の幸せと笑顔をもらいました。ようやくカリカリを食べられるようになると、ぐっと楽になりました。先住ウサギの名前が、にくまるだったので、にゃんまると名付けました。

便秘やワクチンで動物病院に行くたび、診察台の上でゴロゴロし始めるので先生が珍しい!と笑っていたのですが、去勢後は病院が大っ嫌いになったようです。

私が仕事に行く前にケージに入れて、帰ってきたら出して、寝る時はケージの中のベッドへ...という生活がしばらく続きました。

そろそろ、出かける時もケージから出して大丈夫かな?という頃、一緒に遊べるお友達を探し始めたのでした。

くるなみ

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