20200112熊谷ラグビー1

2020年1月12日ラグビートップリーグ開幕戦 パナソニック対クボタ(熊谷)

ついにラグビートップリーグが開幕します。
2019年ラグビーワールドカップで日本中が熱狂して、その後のテレビ番組にも代表選手が多数出演して、その影響でチケットの売れ行きが良すぎ、前売り券完売で当日券販売が無い会場もあったようです。
この熊谷ラグビー場でも前売券完売でしたが当日券の発売が数日前に決定しました。しかし、その当日券を求めて早朝から会場にはファンが行列を作り一瞬で当日券も完売とのことです。

2015年ラグビーワールドカップで日本代表が南アフリカ代表に勝った直後のトップリーグ開幕戦では、秩父宮での前売券が完売したものの、実際の観客席はガラガラで、入場したい多くの人たちが入場できないという事件が起こりました。原因は各チームに販売してしまい、一般の有料ファンに売るチケットがなくなってしまったようです。

それがあったので半信半疑で会場に向かいましたが、今回は満員の会場で開幕を迎えました。熊谷のホームスタンド中央席からでは、北側スタンドの上の方が空いているだけでその他はほぼ満席で、公式発表は17,722人。

20200112熊谷ラグビー2北側スタンド

ワールドカップやその後のテレビ出演等の影響だと思われますが、例年の熊谷のパナソニック戦に比べて20~30歳代の女性グループ、子供連れの家族、高齢者夫婦の増加が目につきました。特に女性グループの急増。

近くの人のおしゃべりから稲垣、福岡、堀江、田村(パナではなくキャノン)選手の名前がよく出てきました。

出場メンバー

開幕戦の出場メンバーの豪華なことといったら驚きます。
クボタからは、
日本代表の#7ピーター・ラピース・ラフスカフニ(南ア国籍)
南アフリカ代表の#8ドウェイン・フェルミューレン、
        #13ライアン・クロッティ
オーストラリア代表の#22バーナード・フォーリー

パナソニックからは、
日本代表の#1稲垣啓太、#2坂手淳史、#3ヴァル・アサエリ・愛、
#11福岡堅樹、#15堀江翔太、#22松田力也
ニュージーランド代表の#5サム・ホワイトロック、#20デービッド・ポーコック、
南アフリカ代表の#12ダミアン・デアリエンディ

の代表選手が出場します。
日本代表+南半球代表選抜の感じです。

試合内容、結果

試合前のパナソニックの練習。
練習のために選手がグランドに入るだけで盛大な拍手と歓声。

20200112熊谷ラグビー2試合前練習

まずは選手入場。ちびっ子たちのお出迎え

20200112熊谷ラグビー3選手入場

試合内容は、パナソニックのファーストトライは前半に福岡選手。これは山沢選手のキックパスを左タッチラインぎりぎりでライリーがバレーボールのトスのようにパスしたボールを福岡が確保してトライ。
2本目も同じく前半に、福岡が左タッチライン際を巧みなステップで相手をかわし独走トライ。


2トライ目を上げ、キックオフに備える福岡選手

20200112熊谷ラグビー4福岡選手


前半3つ目のトライは、密集から軽快なステップで抜け出た山沢。

前半、目の前でのクボタボールのラインアウト

20200112熊谷ラグビー7前半のラインアウト

後半に入るとクボタの攻撃の時間が続きますが、もう一つのところでハンドリングエラーが続き1トライのみ。
パナソニックは後半の後半に堀江の突破から#23が4つ目のトライ。

後半、敵陣深い位置でパナソニックのラインアウト、この後4つ目のトライ

20200112熊谷ラグビー8後半のラインアウト

最終スコアはパナソニック34対クボタ11でパナソニック勝利

20200112熊谷ラグビー9試合終了

MOMは2トライをあげた福岡選手、表彰式

20200112熊谷ラグビー10MOM福岡

試合終了後、観客席にあいさつに来る両チーム

20200112熊谷ラグビー11クボタ選手のあいさつ

20200112熊谷ラグビー12パナ選手のあいさつ

試合終了後の式典

試合終了後にワールドカップに出場したパナソニックの選手9名に花束贈呈と坂手主将のあいさつ

20200112熊谷ラグビー13RWC出場選手の式典

この試合は「さいしんプレゼンツマッチ」で、さいしん(埼玉県信用金庫)の方との記念撮影。さいしんの色は赤ですが、今日はパナソニックの青。

20200112熊谷ラグビー14青いさいしん

交通アクセス

熊谷ラグビー場の課題は何と言っても交通アクセス。これだけ広大な土地を確保するには駅近というわけにはいかないことはわかっています。
実際、今日も11時に熊谷駅に到着して臨時バス乗り場の列に並び、ラグビー場に就いたのが約60分後。
徒歩でも60分あれば着くので、徒歩もありかな。

時間だけを考えればタクシーが一番早いので、3,4名のグループで行くならタクシーがおすすめ。
1人、2人ではバスか徒歩かなと思っていたところ、熊谷駅からレンタサイクルを利用できるようで、帰りに同じようなレンタル自転車に乗って熊谷駅に向かっている人を何人もいました。値段がわからないのですが1,2名であれば一番のオススメかもしれません。

帰りは、待ち時間が15分程度でしたので、臨時バスがオススメ。

飲食は、入場してから広場に屋台が出ていますが、どこも長い列になっていて好きなものにたどり着くのはかなり時間がかかるので、駅近くのコンビニで調達するのが良い。

座席はゆったりしていて、トイレに行くときでも、深く座れば移動可能。
昨日の国立競技場は狭かったので、移動するときにはいったん立ち上がらないと通路に出られなかった。

運営

運営は言うことなし。ワールドカップの経験が生きてます。
案内係が多数配置されていて、聞きやすく、対応も親切。
ワールドカップの時も感じていたのですが、熊谷の強みはボランティア、スタッフの気持ちだろう。

熊谷が最高のフットボールスタジアムである理由

熊谷の一番の魅力はグランドと客席の距離が近いこと。
もちろん陸上トラックなし。
タックルしたときのバチッ、ドスッという肉体と肉体が激突する音が聞こえたり、選手間の指示も聞こえたり圧倒的な迫力で観戦可能。
客席は比較的勾配があり、前の人が座っていれば、ほとんど視界は確保できると思われます。

今回、熊谷に初めて来た人が多いようですが、満足していただけましたか?

次の熊谷開催は、2月15日土曜日です。
またのお越しをお待ちしています。





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