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【58歳女子 ロンドン留学を終えて】~ただいまロンバケ回想中~

人生のうち、一度でいいから外国に住んでみたい!この夢を叶えるために、ロンドン留学にチャレンジしたロングバケーション中の58歳女子。

日本に帰国して、数日が経ちました。
振り返れば、最初にロンドンへ飛び立った日から4か月。
この日々を一言で表すならば、それは「冒険」。人生最大のアドベンチャー。

留学で得たこと

世界中の人々とのコミュニケーションが可能になった(気がする)

外国の人と、英語である程度のやり取りができるようになりました。もしかしたら、英語でなくとも可能かもしれません。
ボディランゲージとグーグル翻訳、自信つきました。

フットワークが軽くなった

今、家でニュースを見ていると、国内でも国外でも、「あ、行ってみようかな」とすぐに思う自分がいます。
イギリス国内のほか、ベルギー、フランス、オランダと、あらゆる手段で調べ、行動してきました。今や何処でもすぐに行ける気がします。

これから留学する方へ

私が模索してきたことで、少しでも参考になることがあれば嬉しいです。

便利だった持ち物

基本的な持ち物以外で、地味に活躍した品々。
100均でだいたい揃います。

割れないどんぶり
ご飯はもちろん、ミニラーメン、サラダ、朝のヨーグルトなど大活躍でした。
寮には備え付けの食器類もありましたが、丼型のものはありません。

使い慣れたカトラリー
お箸のほか、私はスプーンやフォークなど木製のものが好きなので、使い慣れているものを持参。料理するなら包丁も重宝します。

まな板はお皿代わりにも
小さな置時計も便利です

ザル
部屋で野菜を洗ったり、食器を洗って打ち上げたりに使いました。現地で日本のタイプは見かけません。

旅行用の湯沸かし器
部屋でコーヒーを入れたり、インスタントラーメンを食べたりができます。

台所用スポンジと洗剤
家にあるものをちょっと持参するだけで、とても助かりました。

洗濯用のピンチハンガー
スーツケースの隙間に入る、折り畳みの小さなタイプを2個。

細長い28㎝×8cm
半分に畳んだ状態

洗剤
海外の洗剤類は香りのついているものが多く、無香料が好みの場合は日本から持参するのがおすすめ。

トイレットペーパー1個
トイレにない場合もあります!ティッシュとしても使えます。

ウォシュレット
一番活躍したかも。いわずもがなの必需品。

変換プラグ(変圧器)2個と、近隣国で使えるタイプも
スマホ、PCなど充電が必要なものは複数あります。
旅行用に他国のタイプも確認しておくと安心。

電話問題

現地でスマホをどうするか。出発前、私もかなり悩みました。
方法は様々あると思いますが、結論として、今お伝えできることは以下です。

① スマホは、なるべく新しい機種にしておく
昨年12月にアイフォン8から最新のアイフォン15に機種変更したことで、よかったことが多々ありました。

・電池切れの心配が、ほぼない
・写真がきれいに撮れる
・eシムが使える 等々

【イーシム(eシム)について】
よく耳にする「シムカードを入れ替える」って何?
当初、私もさっぱり意味がわかりませんでした。

スマホには、電話番号やメールアドレスなどの細かな情報が詰まった、小さなカードが入っています。海外で使うには、その国で使えるカードに入れ替える必要があります。

イーシムとは、カードに触ることなく、ダウンロードで入れ込むデジタルのシムカードです。スマホの簡単な操作だけで、国の切り替えが完了します。

新しい機種(アイフォンでは14から)で使用可能です。

② ワッツアップ(WhatsApp)のアプリを入れておく
通話もチャットも、海外では基本的にワッツアップを使います。ラインのような無料アプリで、出発前に日本の電話番号で登録できます。

WhatsApp

初めてロンドンの空港に降り立った時にも、ドライバーから電話やメッセージが入っていました。友だち申請など必要ありません。

家族や友人との通話はラインで。もちろん、いくら喋っても無料です。

何かを予約する際には
<住所の登録>
コンサートの予約など、住所等の登録が必要とな場合は、日本のもので大丈夫です。

当初、ロンドンの寮の住所を記載してみたりと様々に試しましたが、支払いのクレジットカードに登録している住所でOKだということが、だんだんにわかってきました。

自分の住所を英語でどう書くのか。
それを確認しておくとよいと思います。

細かいことですが、日本の郵便番号の記載に毎回苦労しました。
未だ定かではありませんが、「3桁+半角スペース+4桁」が通りやすかったです。

<電話の登録>
電話も、日本の番号で登録できます。
国を選ぶ欄があるので、日本を選択していつもの番号を入れればOK。

イーシムは便利ですが、イギリス国内用の電話番号が付与されません。そのことがずっと心配だったので、現地で問題ないことを知り、ホッとしました。

英語学習

留学を決めてから出発まで、私はこれといった英語の勉強をしていませんでした。
模索はしたものの、直前に何をすれば一番効果的なのか、ということがわからなかったからです。

いま、振り返って思うこととは・・・

トーイック(TOEIC)
コロナ禍で在宅ワークが増えた頃に、トーイック(TOEIC)の勉強をしたことがありました。時は東京オリンピックの前。

もし、外国の人に道案内でもできたら?

英語の勉強をスタートするにしても、何をすればよいかがわからず、スコアが出るトーイックなら、ゴルフみたいに励みになるのかも?と始めてみたのでした。

コロナ禍で、実際の試験は抽選に当たらないと受けられない、という少し言い訳もできる時期でした。

そしてやがて、トーイックの勉強と英会話ははあまり関係しない、ということがわかってきます。

その後、ステイホームが緩和され、通常勤務に戻ると同時にトーイックも英語もすっかり忘れていましたが、今回の留学で、あの時の勉強が決して無駄ではなかったことを実感しました。

「話す聞く」は苦手でも、トーイック試験のために勉強した文法と単語が時々蘇り、窮地を救ってくれたことが(オーバではなく)留学中に幾度もありました。

きっかけは何でもよいと思います。どんな方法であれ、英語学習はいつか必ず実際のコミュニケーションの場で役立ちます。この留学で確信しました。

グーグル翻訳とディープエル翻訳
授業の中で訴えたかったこと、友達に言いたかったことは、寮に戻ってディープエルの翻訳アプリで、「本当はどう言うべきだったの?」と確認していました。
また、学校に行く前や友人に会う前に、伝えたいことを前もって練習しておくことも。

翻訳アプリは、ちょっとした言葉の入れ替えで、少しニュアンスの違った文が面白いように出てきます。自分の気持ちにぴったりな文や単語に行きつくまで何度も繰り返しました。

友人とのチャットでも、下書きをディープエルで作って自分で少しアレンジして送ったり。
学校からの連絡などは、自分の理解が間違っていないかどうかをグーグルでザッと確認していました。

BBC「6 minute English」
イギリスのBBC放送が提供する英語学習番組「6分間英語」。

最初にこの番組を知ったのは、コッツウォルズのバスツアーで知り合った日本人留学生との出会いでした。 
彼は、6分の半分、3分の文を朝晩30分ずつ繰り返しシャドーイングし、1週間で6分を仕上げているとのこと。とにかく口を動かすことが重要だから、と力強く言っていました。

しごく納得し、私もトライしましたが、3分はおろか2分に区切っても一度に聞くのも話すのも大変。やがて断念してしまいましたが、この番組の内容はとても興味深いのです。

ある日、番組でイギリスの音楽の祭典「BBCプロムス」が取り上げられました。その回を何度も聴くうちに、私も行ってみたくなりました。
夏の数週間にも渡るクラシックコンサートシリーズ。
実際に足を運び、番組の英語を思い起こし、ここでも感激。

このBBC6分間英語は、ぜひまた再開しようと思っています。
英語力の向上はもとより、イギリスをこれからも身近に感じていたいからです。

学校の授業では 
困った場面は本当にたくさんありました。
一方で、その恥ずかしい体験の積み重ねこそが、次こそは失敗しないようにと改善策を模索する原動力になるのでした。
留学中のどんな時も、誰もが通る道。
楽しいこともいっぱいあるので、心配は無用です。

今後の英語学習
今日は、久しぶりにNHKラジオの「英会話トライアル」を聴いてみました。スティーブ・ソレイシィ先生が大好きです。

この日本語を、英語でなんて伝える?言ってみよう!
という番組なのですが、けっこう言えて嬉しかった。
それ、そう言えばよかったのね!?という発見も。

身近には、楽しく英語を学ぶ方法があふれています。
これからも続けます。またいつかのために! 

あとがき

留学で得た大きなことは、もう一つ。このnoteを書いたことです。
家族や友人に充てて書き始めた文章ですが、多くの方が読んでくださっていました。

毎日、孤軍奮闘する中で、「元気をもらった」とか「自分も頑張ろうと思った」などのメッセージは、私にこそ勇気を与えてくれました。

こんな身勝手な行動が、誰かの役に立っているの?

そう思うと、若干の恥ずかしさと共に深く感動し、大いに励まされ、最後まで頑張ることができたのでした。

今、感謝の気持ちでいっぱいです。読んでくださった全ての方に、心からお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

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