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映画ゆるキャンの感想

ゆるキャンのアニメ第3期が春から始まるということで、何故かアニメの方は見てたのに映画を見てなかったのでこの機会に見てみた。
一応ネタバレ注意です。










この映画は大人になった、なでしこ達の物語となっている。みんなの職業がとても解釈一致だった。
色々あってキャンプ場を作ることになり、いつものキャンプメンバーが集結して頑張るという感じだ。
ゆるキャンの緩さは残されつつ、それでいて大人になって、見える世界が広くなったみんなのそれぞれの思いなどが描かれていたのがとても良かった。
特に好きな場面は、キャンプ場の計画が破綻しかけ、落ち込んでいる時になでしこ姉が、なでしことしまりんに温泉を提案して二人で行くという場面だ。温泉にふたりが入り、話すのだが、その話す内容がとてもいい。大人ってどういうことなのか、今になってわかること、みたいな。ここで説明してもきっと良さは伝わらないので見た方が何倍も感動すると思う。ちなみに自分はそこで泣いた。
あおいちゃんの働いていた小学校が廃校になった場面も泣けた。あきがあおいちゃんと話す。あおいちゃんは「少し寂しいな〜」と言い、いつもの「うそやでー」も付けるが、目が死んでないのだ。それを見たあきが、なにか思いついたような顔をして「このやろー!」みたいな感じで追いかけ始める。あきは「うそやでー」が嘘じゃないことをわかっていて、いつものように振舞ったのだ。その友情、とても良い。すごく泣いた。
他にも泣けるシーンが沢山あって、ここでは紹介しきれないほど泣ける。
ゆるキャンの緩さの中に隠された感動を映画では良く感じとれた。ゆるキャンのアニメが好きだけど、まだ映画見てないよーという人は是非オススメする。こんなに気持ちが穏やかになれる映画は他にない。
ティッシュを横に用意して見よう。


ここからはアニメ2期で良すぎた部分を少しだけ語りたい。

アニメ2期では伊豆へ行った。その行きで、しまりんとおじいちゃんが一緒にバイクで走るのだが、おじいちゃんの気持ちを考えると、とても泣けた。おじいちゃんはずっと孫とバイクで一緒に走りたかったんだなとか。孫と走るために早く家を出ることに決めたんだなとか。
あとは個人的におじいちゃんと2人でキャンプをして欲しいという願望が芽生えた。
普段は表情があまり変わらないおじいちゃんも孫のことが大好きだし、孫のためなら何でもしてくれる愛を感じた。
夜明け前の綺麗な景色と、おじいちゃんの思いとが混ざりあって素晴らしい話だった。



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