見出し画像

【手紙】小学生の時に出会った女の子へ

小学生のとき、今から約12、3年前かな。
私達はGREEで出会いましたね。

今はみんながLINEを使っていて、メールなんてメルマガか迷惑メール位しか来ない。
Eメールでやり取りをしていた頃が本当に懐かしいです。

そして、とあるメールで私はあなたの心をひどく傷つけてしまったんじゃないでしょうか。
頭の片隅に残っていた出来事だけど、思い出す度に後悔しています。

どんな内容の会話をしていたかというのは、正直あまり覚えていません。
でも、あなたが自分の体を傷つけているのを聞いた時に、私は
「そんなことはやめたほうがいい!何かあったらいつでも話を聞くから!」
みたいな言葉を送ったのは覚えています。

大人になり、仕事で心が疲れてしまって退職。いくつかの出来事を経験した今になって気付いたんです。
あの時のあなたは、きっと自分の言葉を受け止めてほしかったんじゃないかって。

否定でもなく、共感でもなく、肯定。
自分自身の存在や行動を肯定されるだけで、救われる部分があったんじゃないかって。

いつのまにか連絡が途絶えてしまったから、どこで何をしているのか、あなたが生きているのかさえも分かりません。
でも、私という存在がひとつの心の支えになっていたかもしれないのに、あなたの言葉を否定してしまった。
その後悔が今も残っています。

何気なく放った私の一言が、今もあなたの心に突き刺さっているかもしれない。
謝ったところで「いや、謝られても…」と思うかもしれない。
私が深く考えすぎているだけで「え?あぁ、そんなこともあったなぁ」と感じているかもしれない。
それでも「あの時はごめんね」と伝えたい。

せめて、あなたがいま、あの時よりも心から笑えていますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?