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【3/4援農日記】澤藤園さん

今回は、府中にある澤藤園さんへ援農へ行きました。
実は以前、ご縁があり澤藤園さんのトマトを食べたことがありました!
とっても甘くて美味しくて、感動したのを覚えています。そのためどうやって育てられているのか、どんな方が育てているのかとても見てみたく、とても楽しみにしていました。

ハウス紹介

まず初めに、ハウスの説明を聞かせていただきました。
澤藤園さんのハウスは、環境制御が完璧に行われているハウスで、様々な機械がありました。

ハウスの脳みそとなる機械達

制御されているものは、温度、湿度、二酸化炭素濃度です。
ハウス内は、暖房機やミスト、換気扇などが必要に応じて自動で動くようになっています。環境の設定はトマトが甘くなるよう、少しストレスのかかる設定になっています。

また養液栽培のため、養液も必要に応じて給与されるようになっていました。

溶液の入っているタンクと溶液を調節している機械

ハウス内に土はなく、ココナッツのヤシガラのココバックとゆうものに根が張るような仕組みになっていました。土がないことで虫が発生しにくいそうです。ハウスの周りには防虫ネットも貼っているので、基本的にハウス内には虫がいないようになっています。

まさに最先端な農業を目の当たりににしました。環境は最先端ですが、作業することはたくさんあります。

トマトの成長速度はとても早いので、誘引と芽掻きの作業がたくさんあります。収穫作業が1番大切なので、なかなか管理まで手が回らないところを今回はお手伝いさせてもらいました。

誘引作業

今回誘引作業が必要だった苗は、2本仕立てのやり方だったため、どこを残すか少し判断が難しく、この作業は慣れている方にお願いしました。

ですが、この日、ずっとトマトを見ていたら、1本仕立てと2本仕立ての違いも分かってきて、今年の家庭菜園のトマトは大成功を収められそうだなと思いました。笑
(昨年は、芽掻きや誘引の仕方も分からず伸びてくる子をみんな盛大に伸ばしていたため、身がとても小さなくなってしまったのです…。)

誘引待ちの苗ちゃん

芽掻き作業

トマトは、枝と葉の間から、芽が生えてくることがあります。その芽を伸ばしておくと養分が分散してしまうため、芽は見つけたら、とっていきます。小さいうちは、手で簡単に取れますが、大きくなっていると花が咲いてきたりしていて、ハサミも必要になってきます。

花がついていると「あああ、ごめんね、、」という気持ちになりますが、美味しいトマトを作るためには必要な作業だ!と心を鬼にして作業していきます。

一度やり始めると夢中になる作業で、時間があっという間でした。
上の方は高所作業車に乗っての作業も行い、なかなか出来ない体験が出来てとても楽しかったです。

だんだん直ぐに切るべき芽が見つけられるようになっていくことも楽しかったです。最後は上を見上げたときに、取り残しが見つかると悔しくなるぐらいの芽掻き職人になっていました。

芽掻き作業中の私

吊り下げ式の栽培

トマトの生命力に感動したのがこちらです。
ある程度まで伸びたら、成長点を切って、成長を止める栽培方法もあるのですが、成長点を切らずにどんどん吊り下げて、巻き付けていくやり方もあるそうです。

この写真のトマトは昨年の8月から育てているものだそうです。こうすることで、実のならない時期が少なくなり、収穫量が増えるそうです。

下にどんどん茎を巻きつけていっている

最新の自販機

お釣りが出る、冷蔵庫付きの最新の自販機でした!サイトからライブカメラで今の販売状況を見ることもできるそうで、驚きました!

そして澤藤園さんのトマトは、毎日糖度を測って、販売しているそうです。日々変わっていくので、お客さんががっかりしないように記載しているそうです。

正直、私はスーパーであまりトマトを買わないのですが、その理由は「せっかく買ったのに美味しくなかったらやだな」という気持ちもあるからだと気がつきました。
あらかじめ糖度が分かっていて、甘くて美味しいと知っていたら、毎回は難しいですが、ご褒美にたまに買うこともあるかも!と思いました。

澤藤園さんの自販機

最後に

今回は、援農を受け入れてくださり、ありがとうございました。ここまで最新の技術を使っている畑は初めて見たので、とても勉強になりました。

今までのキャリアやなぜトマト栽培をしているのかというお話も聞かせていただき、ずっと芯にある「健康」への想いが素敵だと想いました。

その場で食べたトマトもお土産に頂いたトマトも美味しくて、自分の庭先でこのトマトが食べれたら、とっても幸せだろうな〜と想像が膨らむぐらいでした。

これからECでのトマト販売も開始されるそうで、より多くの人に澤藤園のトマトが届いていくことが楽しみだと思いました。

今回は、本当にありがとうございました!

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