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「みなくるな日々」は仕事に家事にとフル回転する「50代女性」に贈るメッセージです。

はじめまして。「みなくる」こと、南くるみと申します。
私は、和歌山市在住のフリーアナウンサー。
これまで30年以上にわたって、和歌山を中心に、時々関西、時々東京、といったように「必要とされればどこにでも行く‼」というスタンスで、
アナウンスのお仕事をしてきました。
今振り返れば、この30年余り「仕事仕事」の毎日でした。

プライベートでは夫と二人暮らしなのですが、
お互い干渉せずにそれぞれの仕事にフル回転してきたように思います。

そんな私も50代に入り、気が付けばもう後半。
でも、「ゲンキ」だけが取り柄の私は、
これまで通り、朝から晩まで「やるべきこと」をこなしていたのです。

そんな中、今年(2023年)に入って、身体の不調が気になり始めました。

どうも胃が痛むのです。
ここ数年、健康診断も受けてないし、
だったら、市の「胃がん検診」でも受けてみようかなという気持ちで
胃カメラ検診を受けました。
結果は、「逆流性食道炎」。
ガンではなくてホッとしたのも束の間。

それから2週間もしないうちに、
ある夜、トイレから出ようとした時、
急激に全身の脱力感に見舞われました。

立ち眩み?貧血?にしては強い脱力感。
身体がヘナヘナ~~と崩れ落ち、
そのあと後頭部から「ズンズンズン…」と、
だんだんクレッシェンドに強くなる頭痛が襲ってきたのです。

「これは普通じゃない。」と思った私は、
しばらく耐えていたのですが、その痛みが少し納まったのを機に、
2階に駆けあがり夫の部屋の扉を叩いたのでした。

「助けて!」と叫びながら。

そうして、救急搬送された病院の救急外来で、
カテーテルなどの検査の結果、
「くも膜下出血」の診断が下され、翌日7時間にも渡る
「開頭手術」を受け、
その後、3週間の入院生活を経て今現在、自宅療養中です。


私にとっては、まさかの「くも膜下出血」。
絶対に縁のない病気と勝手に思い込んでいただけに、
病名を聴いたときは本当に驚いたとともに、大きなショックでした。

健康に気を付け、食事に気を付け、
お酒はほどほど、たばこも吸わない私がどうして…

頭の中で、そんな思いがぐるぐる回っています。

ただ、私の場合は、
発症から病院搬送まで意識がしっかりしていたこと、
病院に脳外科の医師が待機していてくれたこと、
さらには、破裂した動脈瘤がわずか2ミリと小さかったこと、
これらが幸いしたか、全くと言っていいくらい「後遺症」がなく
術後の経過が奇跡的に順調でした。

今は、
大手術によって命をつないでいただいただけでなく
アナウンサーとしての命綱でもある「声」「ことば」の機能を
そのまま残してくれたのには、もう「感謝」しかありません。

これからは、身体の声をしっかり聴いて、
身体ありきの人生を送ってゆこうと決めました。

「くも膜下出血」は、
実は50代の女性に多く発症する病気だそうです。
心臓病と並んで、
「突然死」につながる恐ろしい病です。


私は、こうして後遺症もなく退院出来ましたが、
突然発症して「帰らぬ人」となった方がやはり多く、
全体の半分くらいはいらっしゃるそうで、
あとの3分の1は、重大な後遺症で社会復帰が難しいと言われています。

私が、この病気を体験して思ったのは、

・「生」「死」を分けるのは、本当に「紙一重」であること。
私も、大多数の方と同じように「帰らぬ人」になる可能性もあったということ。

そう思うと、無念にも亡くなられた女性たちの
「声にならない声」は、今こうして生かしてもらっている私が
伝えていく必要があるのではないか?と強く思います。


社会的地位があり、仕事が生きがい。
家族間では「お母さん」と呼ばれ頼りにされている。
いくつもの役割を持つ「50代女性」には、
実は、こんな「突然死」に至る、

恐ろしい「落とし穴」があるということ

を是非知ってほしいと思います。

これを上手く乗り越えて幸せな60代を迎えるには、

40代~50代に、
一度は「脳ドック」を受けてほしいと願ってやみません。

私が今、こうして発信することで、
一人でも多くの女性が、今後「くも膜下出血」をはじめとする
重篤な疾患にかかることがないように。
少しでもお役に立てたらと思っております。

今後は、病気に至るまでの私の生き方を含め、
闘病生活の様子など、事細かにお伝えできればと思っております。

社会で地域で家庭で大活躍される女性たちにとって
しあわせな日々が突然壊れてしまわないように、
お役に立てれば幸いです。

私の経験が、50代の忙しい女性の皆さんのお役に立つなら、
いつでもおっしゃってくださいね。
闘病中の写真なども含めて、「くも膜下出血」という病気の実際をお話しさせていただきます。

お問い合わせは、minakuru@ksf.biglobe.ne.jp までお願いいたします。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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